
【NEWS】凸版印刷がZaif INOの認定代理店に カイカデジタルとNFT活用で連携
カイカデジタル(CAICA DEGITAL)と凸版印刷株式会社は9日、Web3.0領域におけるNFTの活用で連携を開始することを発表した。
凸版印刷は、カイカデジタルの子会社であるカイカフィナンシャルホールディングスが運営するブロックチェーンゲーム専門NFTマーケットプレイス「Zaif INO」の認定代理店として、NFTを出品したい法人のサポートを行っていくという。
Zaif INOはGameFiを専門とする一次販売に特化した審査制NFT販売システム。一定した審査基準を設けることで、クオリティの高いNFTの販売を行う。
イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、バイナンスチェーン(BNB)、アバランチ(AVAX)、アスター(ASTR)、TCG Verse(OAS)、MCH Verse(OAS)など7つのネットワークに対応している。
凸版印刷はZaif INOにおける法人出品者の窓口として、カイカデジタルと連携し、出品申込み・審査・NFTのマーケティング活用まで一貫してサポートする。また、カイカデジタルは凸版印刷との連携により、スポーツ、eスポーツ、アート、芸能、出版などのあらたな分野にも進出していく予定だ。
両社の連携によるNFTの流通を通じ、さまざまなデジタルコンテンツの価値向上に貢献していくとしている。
Web3.0は管理者や仲介者を通さず、個人同士で情報管理やコンテツ提供などが可能となる点が特徴だ。
多種多様なコミュニティが形成され、コミュニケーションの基礎となると考えられており、今後は企業のマーケティング活動もコミュニティを中心にアプローチすることが求められるとカイカデジタルは指摘する。
同社はブロックチェーンコンサルティングや暗号資産(仮想通貨)取引所Zaifの運営等の実績を持つ。Zaif INOなどNFT事業を展開し、中央集権型の金融市場から非中央集権型のプロジェクトと市場へのパワーシフトの促進を目指すとしている。
今後、両社はWeb3.0領域における協業により、NFTを活用したサービス・プロダクトの共同開発を推進し、コミュニティマーケティングの支援を進める。その第一弾として、凸版印刷はZaif INOの認定代理店として提携し、取り組みを進めていく。
両社はNFTを通じてクリエイターやアーティスト、ゲーム開発者など自らのコンテンツをより多くの人々に届け、収益を得ることができるよう支援しながら、NFTを活用した取引や管理方法、あたらしいプロダクトやサービス開発などを推進していく。
参考:カイカデジタル
画像:Shutterstock