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メルカリビットコインの購入する手順
Web3.0
暗号資産
2023/08/07

メルカリでビットコインを購入する手順を解説——メルカリのWeb3.0戦略 後編

メルカリでビットコインを購入する手順を解説


前編ではメルカリにおけるWeb3.0戦略、そして取り組みに関する概要をお届けした。

後編となる今回は、実際にメルカリでビットコインを購入する手順や、今後の同社におけるWeb3.0事業の展望について展開していく。



ビットコインの購入の仕方


ビットコイン売買は、メルカリアプリ内で提供されている。すでにメルカリアプリをインストールしている場合は、「マイページ」をタップすれば売買可能だ。ビットコイン購入にはメルカリの売上金や無償ポイントが使える。1円から購入できるので、ひとまず少額から始めたいという人も安心だろう。

ビットコインを売却した後は、「マイページ>ビットコイン>設定>メルペイ残高へ移す」という手順でメルペイ残高に移せば 「メルカリ」やメルペイ決済ですぐに利用できるようになる。

マイページには、保有しているビットコインの日本円換算額が表示されるため、ビットコイン価格をすぐにチェックできるようになっている。ビットコインを買い、毎日の価格変動をみるだけでも楽しいはずだ。


メルカリでのビットコインの購入手順



メルカリのWeb3.0領域に関する取り組みと展望


メルカリのビットコイン売買サービスは、 これまでの国内Web3.0業界・事業者に欠けていた大きなピースを補うものになると考えられる。

NFTやメタバースといった単語がメディアで取り上げられWeb3.0業界は大いに賑わっているようにみえるが、実状をみればGameFiやDeFiを使いこなす少数の“Web3.0愛好家”と、それを冷めた目線で眺める大多数の “Web3.0を一切利用しない層”にわかれているからだ。

国内ではかつての“仮想通貨ブーム”などを経てビットコインなどが大いに知名度を獲得しているが、実際に暗号資産取引をしているユーザーは5%程度であると推計されている。そして今のところ、再び“ブーム” が巻き起こり、国内でWeb3.0が普及するような未来はみえてこない。

一方で、国外をみればブロックチェーン技術を活用したプロダクトが次々と生み出されており、Web3.0企業からユニコーン企業も誕生している。ビットコインを法定通貨化する国まであらわれており、暗号資産やブロックチェーンは着実に社会への実装が進んでいるのだ。

国内でも政府によるWeb3.0への注力が始まっており、有望なWeb3.0プロジェクトも誕生しているが、この分野で日本が存在感を発揮するためにはこれまで以上にWeb3.0の裾野を広げる必要がある。

そんななかで、もはや社会インフラの1つともいえるメルカリのWeb3.0参入は、国内のWeb3.0ユーザーを増やす起爆剤になるはずだ。

もちろん「ビットコインを買って、売る」だけでは、Web3.0の入り口に立ったということに過ぎない。それでも、国内で同様の体験を幅広いユーザーに届けられるのはメルカリだけだろう。ビットコイン取引サービスの成功を端緒に、今後のサービス拡充・拡大にも期待したいところだ。



〈前編はこちら〉

メルカリのWeb3.0戦略——シンプルなサービスから日本にWeb3.0を広める 前編


Iolite 編集部