
【NEWS】Skyland Ventures、総額50億円規模のWeb3.0特化型ファンドを組成完了
国内VCのSkyland Venturesは14日、Web3.0領域を中心に投資する新ファンド「Skyland Ventures4号ファンド(以下、SV4号ファンド)」において、総額50億円の資金調達を完了したと発表した。あわせて、あらたな出資者としてSBIグループが参加したことも公表された。
SV4号ファンドの2023年以降のあらたな投資先としては、TaikoやKEKKAI、Desoul、Wallchainが追加された。
昨年4月に組成されたSV4号ファンドは、インターネット分野全般のシードVCとして、国内・海外のWeb3.0スタートアップに投資を実施してきた。
Skyland Venturesはこれまでの既存のインターネット・デジタル領域(Web2.0)に加え、Web3.0を中心テーマに据えスタートアップに投資を行っていく。
Generative AI分野やメタバースなどのデジタルエコノミーの発展にかかわる分野にはWeb2.0、Web3.0といった領域に関わらず投資を行っていくという。
Skyland Venturesはシードスタートアップ投資をメインに行うVCファンドだ。これまで国内のスタートアップを中心に約150社へ投資を行っている。
また、BNB Chain European Innovation Incubatorに日系VC初のパートナー企業として参加し、参加スタートアップへ投資を行うなど、Web3.0分野の国内・海外のコミュニティと接続を行ってきた。
SV4号ファンドの主な投資先は、ナナメウエ(ソーシャルサービス)、ムラサキ(ゲームスタジオCyberstella運営)、KEKKAI(セキュリティサービス)、Wallchain(MEVソリューション)、CoolConnect(NFTコレクション、Cool Girl NFT運営)などがあげられる。
またWeb2.0領域でもエイジレス(シニアエンジニアの人材マッチングサービス)、LUCO(ライブ配信のデザインツール”スコラボ”の運営)などに投資を行っている。
Skyland VenturesのパートナーであるCEOの木下慶彦氏は発表で「日本・グローバルでのWeb3の社会実装は時間もかかりますが、株式会社からトークン式会社がスタンダードとなる世界の実現に向けて取り組んで行きたいと思います。これからも日本人創業の投資先はゼロからのシード投資を行い領域選定・プロダクトローンチを支援し・海外系投資先は日本マーケット展開を共にやって行きます」と述べた。
参考:プレスリリース
画像:Skyland Ventures プレスリリースより