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【NEWS】ドイツのコメルツ銀行、暗号資産カストディのライセンスを取得

里見 晃
2023/11/16

ドイツで初の暗号資産を取り扱う銀行に

ドイツ・フランクフルトに拠点を持つメガバンクのコメルツ銀行(Commerzbank)は15日、ドイツでカストディライセンスを取得したことを発表した。ドイツ銀行法(KWG)に基づくライセンスにより、暗号資産(仮想通貨)に焦点を当てた広範なデジタル資産サービスを開始が可能になる。

なお、ドイツで暗号資産を取り扱う銀行は同行が初になるという。

コメルツ銀行はドイツで4番目の規模を誇るメガバンクで、昨年9月末時点で総資産は5,340億ユーロ(約87兆2,700億円)を保持。推定26,000の法人顧客を抱え、ドイツ国内の約1,100万人の個人及び中小企業の顧客にサービスを提供している。

今回のライセンス取得は、安全かつ法律に準拠した暗号資産カストディに対する需要向上にあわせ、銀行による暗号資産サービスの提供拡大につながる可能性を示している。

コメルツ銀行の広報担当者によれば、今後、機関投資家と法人の顧客を対象とし、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のカストディサービスを最初に提供する予定だという。

コメルツ銀行のCEOであるヨルグ・オリヴァリ・デル・カスティージョ=シュルツ(Jörg Oliveri del Castillo-Schulz)氏は「ライセンスを取得し、私たちは重要なマイルストーンを達成した。これは最新のテクノロジーとイノベーションを適用するという当社の継続的な取り組みを示している。デジタル資産の分野で当社の顧客をサポートするためのプラットフォームを形成していく」と述べ、今回の承認が同行にとっての重要なものであると強調した。

コメルツ銀行は昨年4月に暗号資産領域のサービスへの関心を初めて明らかにした。その後、ドイツの金融監督庁BaFinに暗号資産カストディに関するライセンスを申請している。


ドイツで高まる暗号資産への関心


コメルツ銀行は暗号資産ライセンスを最初に取得した銀行となったが、ドイツで暗号資産カストディサービスに興味を持つ唯一の銀行というわけではない。

今年9月、ドイツ銀行のポール・メイリー(Paul Maley)氏は、企業及び機関投資家向けに「厳選された暗号資産と一部のステーブルコイン」のカストディサービスを提供していきたいと語っていた。実際、ドイツ銀行もBaFinに暗号資産カストディサービスのライセンス申請を行っている。

また、BaFinは今年初めに暗号資産カストディ企業BitGoにライセンスを付与し、BitGoのマット・バレンスヴァイク氏(Matt Ballensweig)は当時「市場のさまざまなセグメントにリーチを拡大する」と述べていた。

ドイツでは最近、機関投資家による暗号資産領域への参入が大幅に進展している。ドイツのブロックチェーン資金調達は今年になり3%増加した。年間を通じてブロックチェーン分野での大きなイベントも開催されている。

参考:発表
画像:Shutterstock


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