
【NEWS】JR九州、NFTを活用し鉄道業界初の取り組みを開始へ
JR九州とPRO社は9日、NFTを活用した鉄道業界初のプロジェクトを開始すると発表した。独自の販売サイトを運営し、魅力的なNFTコンテンツを提供するとしており、「訪れる・乗る・利用する」ことに対して、その「記念」や「証明」となるNFTの配布を行う。
取り組みを通じて顧客との接点を築くほか、あたらしい価値や九州の楽しみ方を提案していくと述べている。
本プロジェクトは「JR九州NFT」と銘打ち行われる。NFT をコレクションや売買のためのコンテンツとして使用するのではなく、あらたな価値提供に重点を置き進められる。
保有するNFTの種類や数に応じてあらたなNFTのプレゼントやサービスが受けられるなど、暮らしに嬉しい特典も用意する予定としている。
JR九州NFTでは従来のマーケットプレイスとは異なり、暗号資産(仮想通貨)ではなく日本円による決済でNFT コンテンツが購入可能だという。また、ウォレットカードをスマートフォンにかざす方法でもアクセスすることが可能だ。対応ブラウザとしては、Google Chrome、Apple Safari、Microsoft Edgeをあげている。
開始時期は今年7月を予定しており、販売・配布するNFTの内容や方法、時期については決定され次第発表する。
なお、JR九州NFTプロジェクトでは日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(ASTR)を使用するという。また、PROの子会社であるCryptoLab社が提供するサービス「ValueBase NFT」を採用したようだ。
アスターネットワークのファウンダーである渡辺創太氏は自身のTwitterで、「アスターが日本で浸透してきている」とした上で、今後アスター財団を通じて日本語及び英語両面での支援していく考えを示した。
アスターネットワークは先月開始された博報堂やカルビーらによるNFTキャンペーンにおいても基盤として活用されている。
参考:JR九州
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