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ガウディとサンリオの発表
Web3.0
AI

【NEWS】ガウディがサンリオと協業 生成AIを活用したSNSサービス展開へ

里見 晃
2023/10/18

Web3.0ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を展開しているガウディ(Gaudiy)は19日、サンリオと協業し、生成AIを活用したSNSサービスを2024年春に世界同時リリースすると発表した。

サンリオが持っている多くのキャラクターIPと、ガウディの持つNFTやSBTなどのブロックチェーン技術、生成AI技術を組み合わせたあたらしい次世代型SNSサービスを提供するという。

プラットフォームにはAccount Abstraction(アカウント抽象化:AA)の概念を活用したWeb3.0ウォレットを実装。Web3.0初心者でも簡単に利用できるサービス体験を提供していく。

Account Abstractionとは、ユーザーアカウントをスマートコントラクト・アカウントで代替することを目的としたイーサリアム(ETH)の改善提案。アプリケーション開発者によるトランザクション費用の負担、秘密鍵以外のアカウント復元方法の導入、2段階認証を通じた取引の実施などのユースケースが可能となる。

ガウディとサンリオが提供する予定のサービスは現在クローズドテストのフェーズにあり、イーサリアムのレイヤー2ソリューションでガス代が安くなる「Arbitrum One」と生成AI「GPT-4」を活用したサービス検証を行っているという。

また同時に、イノベーションの創出を目的として、千葉工業大学変革センターなど国内外の大学や研究機関と産学連携し、生成AIの共同研究を進めていると説明した。

ガウディは「ファンと共に、時代を進める。」をミッションに掲げるWeb3.0スタートアップ。ブロックチェーンや生成AIの先端技術を活用し、ファンが国境を超えて自分の「好き」や「夢中」でつながる経済圏「ファン国家」の実現を目指している。

サンリオはガウディが実施したシリーズ(9億円)の資金調達の際にソニー・ミュージックエンタテインメント、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、みずほキャピタルらとともに参加し出資した。

今年8月には、GaudiyとサンリオはWeb3.0領域で協業することを発表。キャラクターコミュニティサービスをグローバルに展開することを発表した。

ガンダムメタバースの技術顧問として知られる石川裕也氏率いるガウディは「みんなのネバーランド」や「TOKYO IDOL FESTIVAL TIFコミュニティ」などWeb3.0ファンプラットフォームを提供しているが、今後は生成AI技術を活かしていく。

1960年創業のサンリオは「ハローキティ」を始めとした450種類以上のキャラクターIPを中心としてリテール、エンターテインメント、ライセンス事業を行っている。今後、「シナモロール」や「ポムポムプリン」などといった人気キャラクターと交流を深めることができるSNSサービスが誕生する可能性がある。

参考:発表
画像:発表より引用

里見 晃