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【NEWS】三井物産、アニモカブランズと資本業務提携を発表

Iolite 編集部
2023/06/18

三井物産は19日、香港を拠点とするWeb3.0企業・アニモカブランズ(Animoca Brands)と資本業務提携および戦略的パートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。

今後、両社は三井物産の消費者ビジネスから産業ビジネスまでの幅広い事業アセットに加え、パートナーや顧客ネットワークを活用し、主に日本国内におけるWeb3.0の普及とイノベーションに寄与するあらたなビジネス創出を目指すとしている。

また、ウェルネス領域や脱炭素・カーボンクレジット領域におけるブロックチェーンの応用等、さまざまな分野での共同事業の開発や合弁会社の設立など、幅広い領域での戦略的パートナーシップを加速し、社会課題の解決につなげていくと説明した。

今回の提携を通じて、三井物産はブロックチェーンとデジタル資産の分野でビジネス展開を強化し、デジタル社会の発展と顧客の豊かな暮らしを支えるための取り組みを進めると述べている。

アニモカブランズはWeb3.0領域のプロトコルやインフラなどの基盤技術から、ブロックチェーンゲーム、メタバース領域など、450社以上投資を行う企業。2021年10月には、日本における戦略的子会社としてアニモカブランズ株式会社を設立している。

なお、アニモカブランズ株式会社では今年4月にライフネット生命元会長の岩瀬大輔氏が新CEOに就任している。

三井物産は日本の5大商社のひとつに数えられており、先月発表した2023年3月期連結決算では、総合商社として初となる最終利益1兆1,306億円(前期比23.6%増)を記録した。

今回、三井物産としてWeb3.0企業と業務提携を締結したのは初となるが、これまでに傘下を通じて関連事業を手がけてきた。

三井物産デジタルコモディティーズでは、金(ゴールド)の価格との連動を目指す暗号資産(仮想通貨)ジパングコイン(ZPG)を発行。国内暗号資産取引所bitFlyerおよびDMM Bitcoinで取り扱われている。

また、三井物産デジタル・アセットマネジメントでは先月、個人投資家のあたらしい選択肢となるべく、資産運用サービス「オルタナ(ALTERNA)」の提供を開始。オルタナではデジタル証券(セキュリティトークン:ST)を活用し、10万円からの小口単位での投資が可能だ。

第1号となる投資案件は日本橋エリアの1棟レジデンス「ステージグランデ日本橋人形町」で、今月2日から投資申込が始まった。

参考:発表

画像:三井物産プレスリリースより引用

Iolite 編集部