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ブロックチェーンゲーム Game Review

Iolite 編集部
2023/03/29


GameFiには2つの大きな流れがある

2023年に入り、GameFi(=ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)には2つの大きな流れがある。

1つは、国内のゲームメーカーによる参入が相次いでいること。これまでGameFiの多くは海外産のタイトルが多かったため、情報を入手・精査するのが難しいという難点があったが、国内メーカーであれば日本人ユーザーでも触れやすいというメリットがある。

もう1つは、ゲームプレイを通じてトークンを稼ぐ「Play to Earn」要素を採用しないタイトルが増えていること。

Play to Earnについては、トークン価格がすぐに暴落してしまい、純粋にゲームを楽しむよりも価格動向ばかりが注目されてしまうという問題が指摘され続けてきた。Play to Earnによる投機性ではなく、ゲームとしての面白さやあたらしさを武器にするタイトルが増えているのは大きな変化といえそうだ。

1.キャプテン翼-RIVALS-

キャプテン翼のキャラクターを集めてバトル

世界中で人気があるキャプテン翼を原作にしたブロックチェーンゲーム。大空翼を始めとした人気キャラクターのカードを集めて育成し、コマンドバトルをするゲームになっている。

プレイ時はマーケットプレイスで販売されているキャラクターNFTが1体必要。各キャラクターカードにはレベル・パラメータ・属性などの違いがあり、育成次第で活躍の幅が広がるようになっている。

2枚のカードをかけ合わせてあらたなカードを入手する要素もあり、レアなキャラクターは高額で販売されている。また、バトルの結果に応じて独自トークンを獲得して稼ぐことも可能。


2.SYMBIOGENESIS

スクウェア・エニックスのオリジナルタイトル

日本を代表するゲーム企業であるスクウェア・エニックスによるオリジナル作品で、『「10,000点のNFTコレクティブルアート」に「ゲームユーティリティ」を加えた全くあたらしいNFTエンタテイメントである』と説明されている。

ゲームは10,000体のゲームキャラクターが持つ物語を開放し、世界の謎を解くという内容。ストーリーを解放するために謎解きをすることや、謎解きのヒントとなるNFTアイテムの収集と売買、プレイヤー同士の協力といった要素が公表されている。


3.Five Stars

アニメ風イラストの王道スマホゲーム

2月にリリースされたコマンドバトルRPG。3×3の盤面上にキャラクターを配置し、攻撃コマンドを選択しながらクエストをクリアしていく。もとは韓国製のゲームだが、日本語の字幕に対応しており、日本語吹き替えボイスも実装している。

主な収益化手段は、入手した武器NFTを売却する、ランキングで上位に入る、など。なお、クエスト数が非常に多くプレイ時間は長め。現状では収益性は高くないため、楽しむつもりでプレイするのがオススメ。


4.Alaska Gold Rush

オープンワールドを駆け回り金塊を探せ

ゴールドラッシュが起きた19世紀のアラスカを舞台にしたサバイバルFPSゲーム。プレイヤーはオープンワールドの世界で野生動物などの危険に晒されながら生き抜き、金塊をみつけることが目的。獲得した金塊は独自トークンとして取引できる。

金塊を獲得するためのアイテムがNFT化され、それを売買することで稼ぐことも可能になるとされている。公開されているゲーム画面は非常にクオリティが高く、ゲームジャンルも近年の流行に沿っているため期待大。


5.GGGGG

カジュアル100人バトロワゲーム

最大100人で遊ぶバトルロイヤル形式のスマートフォン向けアクションゲーム。開発はソーシャルゲーム大手のドリコム社で、3月31日にiOS/Androidでリリースされる。

操作は移動・攻撃・必殺技の3種類のみで非常にお手軽だが、スピード感のあるゲーム展開と爽快なアクションが気持ちよく、ゲームとしての完成度は高い。独自トークンやPlay to Earn要素は今のところなく、キャラクタースキンがNFTとして売買可能になると発表されている。



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