【NEWS】コインチェック、「Coincheck INO」第1号案件を発表 ドリコムら開発中ゲームのNFT販売へ

国内暗号資産（仮想通貨）取引所コインチェックは23日、初めて販売されるNFTコレクションを取り扱う「Coincheck INO」の提供を開始すると発表した。

またこれに伴い、第1号案件も発表。ブロックチェーンゲーム「GGGGG」などを手がけるドリコムと、ブロックチェーンの開発等を行うチューリンガムが共同開発しているゲーム「Eternal Crypt - Wizardry BC -」で使用可能なNFTコレクションを取り扱う。

同タイトルはドリコムが保有する「Wizardry（ウィザードリィ）」のIPを使用したブロックチェーンゲームだ。シンプルかつ手軽に遊べるクリッカーゲームと、RPGの戦略的なプレイスタイルを掛け合わせたゲームシステムが特徴だという。

このNFTコレクションは「Eternal Crypt - Wizardry BC - Adventurer Genesis Collection」として販売され、初回販売に参加可能となる「AL（アローリスト）」への申込みは今月30日に開始することを予定している。

ALとは、一般販売よりも早いプレセールに参加できるほか、通常よりも安価でNFTの購入が可能になるなどといった特典を有する権利を指す。今回Coincheck INOで採用するALは販売期間中にCoincheck NFTにおいて先着順でNFTを購入できる権利となる。

申込みは来月4日に終了し、翌5日に抽選結果を通知する。その後、6日よりALの当選者が先着順でNFTを購入可能となり、8日には販売終了となる予定だ。

販売終了後、購入したNFTの出庫は制限される。制限期間中はCoincheck NFT及びほかのNFTマーケットプレイスでの出品や二次販売はできない。制限の解除は公式SNS等で告知するとしている。

今回、Coincheck INOで販売するNFTの数量は100個で、販売予定価格は0.2ETHから0.27ETHを予定。この価格はCoincheck INO限定の20%割引価格となるようだ。なお発表によると、NFTの最大発行個数は10,000個となる。

販売されるNFTは「Eternal Crypt - Wizardry BC -」の先行リリース版をプレイ可能になるほか、ゲームトークンであるBCトークン（Blood Crysta）をトークン発行に先立ち獲得できるユーティリティ性を有したものとなる。

BCトークンはゲーム内アイテムの購入や強化などに使用することができるゲームトークン。今後、ゲーム内及びゲーム関連での拡張を予定しているとし、ゲームのメディアミックス展開においても随時ユーティリティを検討していくという。

Coincheck NFTは2021年にβ版がリリースされたコインチェックが提供するNFTマーケットプレイス。現時点における対応チェーンはイーサリアム（ETH）やポリゴン（MATIC）の2つで、対応銘柄はビットコイン（BTC）などを始めとした22種類に及ぶ。コインチェックの口座を開設することで誰でもNFTの出品・購入・保管が可能だ。

参考：発表
画像：コインチェック発表より引用