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2024年の暗号資産市場の動向は? 2023年を振り返り、未来を紐解く—

Iolite 編集部
2023/12/18

暗号資産の「復権」はあるのか?

2022年までは、冬の時代といわれた暗号資産市場。ところが2023年はビットコインを中心に好調で、11月に入り年初来高値を更新した暗号資産も少なくない。

まさに追い風に転じた状況だが、ビットコインを例にその背景と今後の動向について探ってみた。

雪解けを迎えた暗号資産市場

2022年2月に起きたロシアによるウクライナ侵攻、5月にはステーブルコイン・テラUSDの大暴落、11月には大手暗号資産取引所FTXの経営破綻など、ネガティブな出来事にさらされた暗号資産市場。

ビットコインにおいては4月に561万円だったのが、年末には216万円と半値以下まで価格を下げ、ほかの暗号資産についても似たような値動きを形成。

同年は暗号資産にとって、冬の時代だったといえる。ところが、2023年は大きく状況が変わり雪解けのみならず、大きな追い風を受けたといってよいだろう。

ビットコインの値動きを例に、これまでの動向を振り返ろう。


市場は反転の様相をみせ始める


まず、1月に入ると米ドル高や米金利の抑止、下旬にはAmazonがブロックチェーンゲームやNFTゲーム事業に参入すると報道された。

NFTゲームとはプレイすることでNFT化されたアイテムが獲得することができ、マーケットプレイスなどで売買できるというものだ。

GAFAMの一角がWeb3.0領域に参入するというニュースは暗号資産市場にとってもポジティブな材料となり、1月30日にビットコイン価格は約310万円まで上昇した。


ネガティブなイベントも織り込みながらの上昇


3月9日に安全資産関連企業との取引が多い米シルバーゲート銀行の任意清算や、大手マイナーライオットの赤字公表で急落したが、翌日にステーブルコイン・USDCの一部担保が預けられていたシリコンバレー銀行の破綻が発表されるや否やビットコインは資金逃避先となり、銀行株を中心に株価が低迷し安全資産として買われていた名国債の金利が低下したことも価格を押し上げる要因になった。


ビットコイン現物ETFの承認への期待感


6月半ばから末にかけては、351万円から439万円と大幅な価格上昇を記録した。背景にあるのは、米国での複数社によるビットコイン現物ETFの申請だ。

これまで、ビットコインの先物価格に連動するETFは承認を受け上場しているが、投資家保護の観点からSEC(米証券取引委員会)は現物ETFの上場を認めず、過去の申請はすべて却下している。

ところが、先述したようにSECはビットコイン先物市場が十分な規制下にあると判断したことから、ビットコイン先物ETFを承認、現物ETFについても同様の見解を示すという見方が強まった格好だ。

また8月末までに現物ETFの申請を行っている会社にはブラックロックやフィデリティなど大手投資会社が含まれている。

なかでも、ブラックロックは過去に申請したETFの98%以上が承認されており、こうしたことも期待に拍車をかけ値動きに影響したと考えられる。


地政学的なリスクも与えた影響は限定的


8月中旬には米国債の利回り上昇など、世界的な金利上昇、さらには中国の大手不動産会社・中国恒大集団が、外国企業による米国内保有資産の保全を可能にする米連邦破産法15条の適用をNY連邦破産裁判所に申請したことから一時的な下落を招くことに。

10月7日にもパレスチナ・イスラエル紛争の勃発により価格を下げたが、中旬にSECがビットコイン現物ETF を承認したと報道され反転上昇した。

その後誤報とわかったが、ブラックロックの現物ETF 承認に対する期待は大きく、ついには年初来高値を更新。11月上旬時点で552万円台まで価格は回復した。今後の見通しも明るい。

2024年4月頃にビットコインは半減期を迎え、過去と同じく価格上昇の要因になるとの予想が大半だ。何よりも、現物ETFが承認・上場することでビットコインへの需要は高まり、さらなる右肩上がりが期待できる。

こうした動きはアルトコインにもプラスに影響するだろう。こと、イーサリアムに関しては10月に6 つのイーサリアム先物ETF の取引が始まっている。

盛り上がりに欠けるとの報道は多いが、ポートフォリオに暗号資産を組み入れたい投資家からのニーズによっては化けるかもしれない。

地政学リスクが高まるなか、金価格と連動を目指すジパングコインの値動きにも期待できる。

このように、現在から2024年の暗号資産市場は、ポジティブな材料が豊富にある状況だ。情報を収集・精査した上で資産を投じてみてはいかがだろうか。


2024年期待が持てる銘柄と理由


長らく暗号資産市場と共に歩んできた編集部は2024年に以下の銘柄の動向に注視していく。


ビットコイン


年初217万円台が10月下旬に500万円を突破。11月上旬時点で年初来高値を更新した。

これまではビットコイン現物ETFへの承認期待が押し上げ要因だったが、実際に承認されるとビットコインへの需要は高まり、2024年4月頃に発生が予定されている半減期も、過去同様に価格上昇を招く可能性がある。


イーサリアムorジパングコイン


10月に6つのイーサリアム先物ETFの取引が開始。あまり盛り上がっていないが、ETFを利用して暗号資産をポートフォリオに組み入れたい投資家からの需要は期待できる。

金との連動を目指すジパングコイン (ZPG)もロシアウクライナや中東情勢など、地政学リスクの高まりに伴い価格上昇が期待される。 


暗号資産の今後を予想


Iolite 編集部