2014年に破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックス(Mt Gox)は24日、7月からビットコイン(BTC)及びビットコインキャッシュ(BCH)の弁済を開始すると発表した。
再生管財人である小林信明弁護士によれば、ビットコイン及びビットコインキャッシュの弁済準備に目処が立ったという。今後、弁済実施の際に必要となる情報交換や確認が完了した各暗号資産取引所から順次弁済が開始される。
マウントゴックスではビットコインを14万1,686BTC、ビットコインキャッシュを14万2,846BCH保有している。債権者は2014年の破綻から約10年の月日を経てようやく手元に資産が返ってくることになる。
なお、14万1,686BTCは記事執筆時点で1兆3,800億円相当の価値を有する。そのため、市場では売り圧が高まることを警戒した動きもみられた。
ビットコインは一時60,000ドル(約956万円)を割り、59,000ドル(約940万円)ほどまで下落。またアルトコインも軒並み下落し、暗号資産市場は全面安の様相となっている。
一方、弁済までの間にビットコイン価格が大きく上昇したことで保有し続ける債権者も一定数いるとみられ、一部では想定よりも売り圧力はかからないとの見方もある。
参考:発表
画像:Shutterstock
関連記事
マウントゴックス、弁済期限を来年10月末まで延期
FTXの現金による返済が「暗号資産価格の急騰を引き起こす可能性」 K33リサーチが予測