【NEWS】リップル社、SECによる3,000億円超の罰金に異議 見直しの必要性を主張

2024/08/09 09:15 (2024/12/13 14:43 更新)
Iolite 編集部
SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
【NEWS】リップル社、SECによる3,000億円超の罰金に異議 見直しの必要性を主張

SECの行動を批判

米リップル(Ripple)社は22日、SEC(米証券取引委員会)が同社に対して求めている約20億ドル(約3,100億円)もの罰金について異議を申し立てた。

これはXRPの有価証券問題を巡る裁判に関連したものだ。この裁判では、個人投資家に対するXRPの販売は有価証券にあたらないとされた。

一方、機関投資家向けに販売されたXRPついては有価証券に該当するとの判断が下され、これに対して罰金を支払うようSECは主張している。

リップル社の最高法務責任者であるスチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)氏は自身のX(旧Twitter)で、「この訴訟で我々は無謀さや詐欺の申し立て、または認定もなく、重要な問題において勝訴している。SECの要求は、米国におけるすべての暗号資産(仮想通貨)関連企業を脅迫するさらなる証拠だ」と批判した。

なお、SECが求めた罰金の内訳は下記の通りとなる。

  • 不正利益の請求…8億7,600万ドル(約1,356億円)
  • 判決前利息請求…1億9,800万ドル(約306億円)
  • 民事罰金…8億7,600万ドル

これに対し、リップル社は機関投資家に対するXRPの販売方法などを修正したことを強調し、「SECが提示する罰金は金額が大きすぎる」と主張した。

その上で、事案を考慮し「不正利益の請求」及び「判決前利息請求」を除いた上で、1,000万ドル(約15億円)以下の民事罰での罰金として処理するべきだと述べた。

参考:資料アルデロティ氏X
画像:Shutterstock

関連記事

SEC、リップル社に対して20億ドルの罰金を要求 ガーリングハウスCEOらが明らかに

リップル社、米ドル連動のステーブルコインを発行へ テザーやサークルに対抗

SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
Side Banner
Side Banner
日本暗号資産ビジネス協会 Japan Cryptoasset Business Association
MAGAZINE
Iolite(アイオライト)Vol.15

Iolite(アイオライト)Vol.15

2025年9月号2025年07月30日発売

Interview Iolite FACE vol.15 Aptos Labs共同創設者CEO エイブリー・チン PHOTO & INTERVIEW テスタ 特集「職場の人間関係を攻略! MBTI活用術」「『AIエージェント元年』の波を乗りこなせ!」「ビットコインは企業の救世主か──トレジャリー戦略の最前線」「悪役から学ぶ経営戦略」 Crypto Journey 「Web3.0と社会貢献の交差点」 Bitget CEO グレイシー・チェン Interview 連載 「揺れる暗号資産相場を読み解く識者の視点」仮想NISHI 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等

MAGAZINE

Iolite(アイオライト)Vol.15

2025年9月号2025年07月30日発売
Interview Iolite FACE vol.15 Aptos Labs共同創設者CEO エイブリー・チン PHOTO & INTERVIEW テスタ 特集「職場の人間関係を攻略! MBTI活用術」「『AIエージェント元年』の波を乗りこなせ!」「ビットコインは企業の救世主か──トレジャリー戦略の最前線」「悪役から学ぶ経営戦略」 Crypto Journey 「Web3.0と社会貢献の交差点」 Bitget CEO グレイシー・チェン Interview 連載 「揺れる暗号資産相場を読み解く識者の視点」仮想NISHI 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等