NFTWeb3.0

NFTは既存産業にあらたな付加価値を与える 社会普及に向けたSBINFTの視点とはー高長徳インタビュー

2024/10/03 14:50 (2025/04/16 17:54 更新)
Iolite 編集部
SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
NFTは既存産業にあらたな付加価値を与える 社会普及に向けたSBINFTの視点とはー高長徳インタビュー

ビジネス領域でのNFT活用の今と今後

SBIグループのNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営するSBINFT。直近では共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングと提携し、Pontaポイントを貯めることや、同ポイントを使用してNFTの購入を可能にするなど、NFTの社会普及に取り組んでいる。

また、二次流通市場の提供にとどまらず、NFTを活用したマーケティングプラットフォーム「SBINFT Mits」も手がけるなど、NFTの活用を見据える企業らのサポートにも注力している。

そんなSBINFTを率いる高氏は、Web3.0やNFTの現状をどのようにみていて、どのような価値を世の中に届けようとしているのだろうか。

──現状のWeb3.0領域をどのように捉えていますか?

高長徳(以下、高):2021年のバブルが落ち着きしばらく停滞していたNFT領域は、2023年後半からさまざまな事例が登場しています。特に大手ゲームメーカーによるブロックチェーンゲームでのNFTの活用や、Web2.0企業によるNFTを活用したあらたなロイヤリティプログラムなど、利用者側が理解しやすい事例が増えています。

一方でNFTの発行・配布は行うものの、それ以上の体験や価値の提供がなく、本来示すべき付加価値を見出せていないと思われるケースも多々あります。導入企業においては、なぜNFTを活用するのかを企業側もしっかり捉え、顧客エンゲージメントの向上につなげることが他社との差別化において大事なフェーズになると考えています。

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
Side Banner
Side Banner
MAGAZINE
Iolite(アイオライト)Vol.14

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売

Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等

MAGAZINE

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売
Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等