──現状のWeb3.0領域をどのように捉えていますか?
山田耕三(以下、山田):近年、Web3.0領域では、DePINと呼ばれるブロックチェーンプロジェクトが注目されており、私自身も特に関心を持っています。
DePINは、物理的インフラを分散型ネットワークで運営するあたらしいアプローチで、従来の方法では困難だったあたらしいプロダクトの開発が可能となり、特にインフラ整備が遅れている地域や新興市場において大きな可能性を秘めています。
DePINの魅力は、中央集権型の運営に比べてコストを抑え、効率的なインフラ整備が可能な点です。また、ユーザーや地域コミュニティが直接参加し、インフラの維持や管理に関与することで、持続可能な運営が実現します。さらに、ブロックチェーンの透明性により、不正や不備が減少することも期待できます。これにより、DePINは暗号資産に興味がなかった人々にもわかりやすいサービス提供が可能です。
少子高齢化と人口減少が進む日本では、行政だけで全国のインフラを維持・管理するのが難しくなっています。トークンを報酬として、個人のコミュニティへの参加を促し、インフラの維持や管理につなげるDePINは、今後ますます活用が期待されると考えています。