──現状のWeb3.0領域をどのように捉えていますか?
青木誠(以下、青木):現在Web3.0業界では「The next billion users」というワードが頻繁に利用されています。これは次の数十億人のユーザーをWeb3.0プロダクトにオンボードしていくという意味で、いかにWeb3.0知識のないユーザーに自然にWeb3.0に触れてもらい、その価値を感じてもらうかということにあります。
Web3.0は社会実装に挑戦するという意味での過渡期にあると考えており、今までのようなWeb3.0ユーザーのためのWeb3.0プロダクトではなく、いかにWeb3.0特有の難しさを取っ払い、一般ユーザーに自然にWeb3.0特有のメリットをユーザーに享受してもらうかというところにあると思います。
やはりWeb3.0の1つの大きな魅力は、中央集権的なプラットフォームを介さないことで、そのプラットフォームの発展に対して価値を提供しているサービスプロバイダーが多くのインセンティブを獲得し、使用するユーザーも多額の仲介費用を払わなくていい点にあると思います。
ただ、前述の通りWeb3.0プロダクトに触れる上でウォレットの概念の難しさや、日本においては暗号資産やブロックチェーンについてしまったネガティブな印象をどのように変えていくというのが1つの課題であると考えます。