──現状のWeb3.0領域をどのように捉えていますか?
佐藤伸介(以下、佐藤):現在のWeb3.0領域は事業者間でのアプリケーションに対する実用的な準備が整ってきたと感じています。とはいえ、まだもともとWeb3.0領域にいた人たちの間でしか広がっていないとも認識しています。
2024年における最新情報での世界の暗号資産保有率は平均6.8%、ユーザーは全世界で5億6,000万人を超えると推定されています。そのうちWeb3.0に触れる上で必要となるセルフカストディウォレットは推定での3%程度だといわれております。
このように、世界的にみてもWeb3.0はまだ黎明期にあり、この領域のアプリケーションレイヤー事業者は、残りの97%をどのように取り込んでいくのかが腕の見せ所になっていくと思います。
セルフカストディウォレットの普及については、これまでユーザーがアクションを起こさないと生成できないという状況でした。しかし、最近ではメールアドレスを登録することでウォレットを生成することができるサービスが出てきています。Web2.0とWeb3.0の垣根を超えて、ログインをする際に自然とウォレットが生成されるといった仕組みにすれば、ウォレット自体は徐々に普及していくのではないかと思いますね。