「世界のメガギルド」に日本で唯一選ばれた
LGGの「責任」と「挑戦」
GameFiの分野では新規ユーザーの参入障壁を低くすることと「次に流行るP2Eゲームにいかに早く参入できるか?」がとても重要。
NFTの台頭によりブロックチェーンゲーム人気も加速度的に上昇している。ゲームをプレイしながら稼ぐことができるというGameFiの概念は東南アジア等で支持を集め、その規模は巨大化しつつある。
参入障壁が高いとも指摘されるブロックチェーンゲームだが、それをサポートするのが『ギルド』だ。
国内でもさまざまなギルドが生まれているが、なかでもこれまでに多くの事業立ち上げやコンサルティング経験のある細金恒希氏が率いるLCA GAME GUILDは歴史が長く多くのユーザーを有していることで知られる。
GameFiの2023年予想
GameFiの中で成功するであろう「トレンド」は大枠で5つある。
細金:2023年はWeb3.0が一般ユーザーへアプローチされる最初の1年になります。どういうプロダクトがどういう届き方をするかによって、来年以降の展開も大きく変わるかなと思いますね。これまで技術エリア、プロトコルエリアからアプリケーションに移って来たなかで、ゲームが最初のプロダクトになると思います。今年は各ゲーム会社大手がこぞってゲームをリリースしてきますので、これが市場への答え合わせになっていきます。一般人に対するアプローチの取り組みとして、レイヤーは上から大きく分かれています。1番上のレイヤーが法規制や税制といったルール面で、これが最も大きな影響を与えます。2つ目のレイヤーとしてはキラーコンテンツを出せるかどうか。
3つ目に技術的な課題で、メタバースのハードや、ウォレットという課題が今年も残ると思います。最後に情報の伝達です。
税制などのルール面では、我々は直接的に影響力を発揮できません。そのため、2番目のキラーコンテンツをパブリッシャー様と一緒に作っていくところを加速させる部分にエネルギーを注いでいます。
我々はゲーマー集団を抱えていますし、ゲームギルドとしてマスアダプションするユーザーを抱えていますので、キラーコンテンツを作った上でそれをきちんと届けるといったところをワンセットでやっていきます。
我々を始め、ゲームギルドは増えていますが、初心者がコミュニティに参入するにあたり障壁があります。Discord自体、ハードルが高い。
そこで我々は日本人に馴染みのあるLINEで初心者の方がクエストをこなしていくと、MetaMask、取引所、Discordが使えるようになる教育コンテンツを先日リリースしました。また、初心者が簡単にDiscordを使えるように、設計自体をフルカスタマイズする予定もあります。
我々の想定では、GameFiのなかで成功するであろうトレンドが大枠で5つあります。その5つのなかで代表的な存在になるだろうと考える企業様を日夜探しながらコンタクトして、コンサルティングをさせていただいています。
プロジェクトのオーナー様がどこまでコミットメントしているのかという部分であったり、そもそものコンセプトがWeb3.0的なものであるのかといった点を中心にみています。
今年は本当にヒットするコンテンツが出てきたら皆が参入してくる可能性があります。今年1年は成功するための方程式が構築される年になるでしょうし、そこを証明していきたいですね。
Profile
◉細金 恒希
新卒採用コンサル会社やオンラインスクールLCA等を設立。2019年にDigital Entertaintment Asset社へ出資し、同社のゲームである「JobTribes(ジョブトライブズ)」応援のためにLGGを設立。世界2万以上のギルドが所属するブロックチェーンスペースの選ぶ世界のメガギルドに日本で唯一選ばれる。
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