VERBAL 独占インタビュー NFT領域であらたな挑戦を続ける——

2024/07/28 19:28 (2025/08/08 19:27 更新)
Iolite 編集部
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VERBAL 独占インタビュー NFT領域であらたな挑戦を続ける——

アーティストVERBAL氏が率いる ファッションブランド「AMBUSH」が NFT領域であらたな挑戦を続ける

——VERBALさんがNFTやメタバースに触れたきっかけは?

VERBAL:僕はもともとVR、つまり仮想空間でライブを行う可能性を探っていた時に、NFTのユーティリティの部分に着目しました。端的にいえば、そこで閃きが生まれたのがきっかけです。

それまで、NFTやブロックチェーンについては聞いたことはあるけども、何のことかわかりませんでした。暗号資産を売買している人や詳しい人は周囲にいたのですが、あまり自分のやっていることとのつながりを感じていなかったのが正直なところです。

少し過去を遡ると、僕は2012年頃からモーションキャプチャースーツの企画・レンタル事業も行っていました。その当時「Skrillex」が上半身だけでアバターを操作していて、それがオランダ発のモーションキャプチャースーツ「Xsense」だと知り、僕も何台か購入しました。

しかし、当時僕たちがやりたかったことと技術者のできることが国内で一致しなかったんですね。そんな時にさまざまな点で一致したフランスの方と出会い、モーションキャプチャースーツを使ったいろいろな演出を僕が所属する音楽グループ・m-floのライブで実験的に行いました。

その体験やノウハウがきっかけで、「仮想空間のなかでもライブができるじゃん!」と感じましたね。

世界中の人たちと仮想空間のなかでつながれると感銘を受け、ちょうど注力し始めた時に新型コロナウイルスが感染拡大しました。

コロナ禍でフィジカルなライブができなくなり、バーチャル空間の活用を模索していたタイミングで、ひょんなきっかけから友人にNFTを教えてもらいエアドロップしてもらいました。

それが2020年の年末から2021年にかけてでしたね。手にしたタイミングとしては後発組に分類されると思うのですが、そこから「NFTとは何だろう」と興味が湧いてきました。

『これを持っているとトークンゲートされた部屋に入れる』『これを持っているとディセントラランドのような空間でスニーカーを履くことができる』などを知って、「そんなことができるの! ?」と驚きました。

従来のゲームでも似たようなスキームがあるのは知っていたのですが、それを分散型でトレードや分配ができるという発想はすごいなと思いましたね。

アクセスパスのようなチケットにもできるし、おまけを付けることができるなど、可能性を感じました。そこから閃きが生まれ、ハマっていきました。

——同じm-floのメンバーである☆TakuTakahashiさんともNFTについて話しますか?

VERBAL:TakuももちろんNFTが好きで、みている角度は高いなと思います。僕が立ち上げたAMBUSH®(アンブッシュ)というブランドのNFTをエアドロップしたのですが、その際に「最近はカルダノ(Cardano)っていう暗号資産を買ったんだよね」という話が出て、どちらかというと暗号資産投資の方に関心が高いのかなとは感じました(笑)。

特定の暗号資産に関しては詳しいと思うので、今度じっくり話を聞かせてもらおうと思います。

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