Web3.0暗号資産

トークンエコノミクスが創るあらたな経済── 0x Consulting Group 細金恒希インタビュー

2025/03/28 11:40 (2025/05/27 11:11 更新)
Iolite 編集部
SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
トークンエコノミクスが創るあらたな経済── 0x Consulting Group 細金恒希インタビュー

2025年注目の領域とは

──2025年以降のWeb3.0領域の展望をお聞かせください。

細金恒希(以下、細金):注目しているのは決済領域です。オンチェーンにありとあらゆる資産が乗ってきた後、広い意味でのDeFiの発展、RWAの発展は規定路線で、年々同領域は伸び続けています。オンチェーン上にお金が流れるにつれて、次に決済領域とステーブルコインが広がる。この土壌の上に、エンタメやゲーム、IPビジネスなどにも接続していき、ありとあらゆる領域にシームレスな体験が広がっていきます。

そういった意味では、私達がパートナーシップを組み、進めているLINEプラットフォームのMini Dappも舞台として凄く可能性を感じています。シームレスな体験のなかに、あたらしい挑戦として、何が作れるのか?今まさに、必死になって挑戦しているところです。

個人的には10年以上、日本料理のお店をオーナーとしてやっていることもあり、決済とオンチェーン領域の食への転用などには興味と可能性を感じています。

また、3,000本以上ワインを集めるほど、ワインが大好きで10年以上どっぷりはまっているのですが、ワイン業界には、非常に大きなペインポイントがあり、これをブロックチェーンを活用した技術が解決する可能性があるという意味で、昨年個人的に投資をしたフランスのボルドーのチームが行なっているInterCellarのワインのRWAも注目しています。将来的には食の領域の課題解決も起きてくると思います。

先述したさまざまな分野の発展が、実際に社会のペインポイントを解決したり、社会を次に進めるアイデアが収益として貢献してくれるタイミングが2027から28年頃だと考えています。

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

SHARE
  • sns-x-icon
  • sns-facebook-icon
  • sns-line-icon
Side Banner
Side Banner
MAGAZINE
Iolite(アイオライト)Vol.14

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売

Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等

MAGAZINE

Iolite(アイオライト)Vol.14

2025年7月号2025年05月30日発売
Interview Iolite FACE vol.14 カルダノ(Cardano)/ Input Output Global創業者兼CEO チャールズ・ホスキンソン PHOTO & INTERVIEW 馬渕磨理子 特集「日米暗号資産関連の政策に関する考察」「日本発ブロックチェーン図鑑」「Hyperliquidで巨額のポジション清算が発生! 想定できなかったあらたな分散型金融の危機」「大注目の日本発、生成AIスタートアップ「Sakana AI」」「リセッションに備えよ─ 金融とアノマリーの相関性─」 Crypto Journey 「“論破王”からみたWeb3.0」 ひろゆき Interview 特別連載 仮想NISHI 「暗号資産の相場動向と読み解くポイント」 連載 Tech and Future 佐々木俊尚…等