──2025年以降のWeb3.0領域の展望をお聞かせください。
細金恒希(以下、細金):注目しているのは決済領域です。オンチェーンにありとあらゆる資産が乗ってきた後、広い意味でのDeFiの発展、RWAの発展は規定路線で、年々同領域は伸び続けています。オンチェーン上にお金が流れるにつれて、次に決済領域とステーブルコインが広がる。この土壌の上に、エンタメやゲーム、IPビジネスなどにも接続していき、ありとあらゆる領域にシームレスな体験が広がっていきます。
そういった意味では、私達がパートナーシップを組み、進めているLINEプラットフォームのMini Dappも舞台として凄く可能性を感じています。シームレスな体験のなかに、あたらしい挑戦として、何が作れるのか?今まさに、必死になって挑戦しているところです。
個人的には10年以上、日本料理のお店をオーナーとしてやっていることもあり、決済とオンチェーン領域の食への転用などには興味と可能性を感じています。
また、3,000本以上ワインを集めるほど、ワインが大好きで10年以上どっぷりはまっているのですが、ワイン業界には、非常に大きなペインポイントがあり、これをブロックチェーンを活用した技術が解決する可能性があるという意味で、昨年個人的に投資をしたフランスのボルドーのチームが行なっているInterCellarのワインのRWAも注目しています。将来的には食の領域の課題解決も起きてくると思います。
先述したさまざまな分野の発展が、実際に社会のペインポイントを解決したり、社会を次に進めるアイデアが収益として貢献してくれるタイミングが2027から28年頃だと考えています。