──2025年以降のWeb3.0領域の展望をお聞かせください。
藤本真衣(以下、藤本):ブロックチェーンは世界を変える革新的な技術として期待されてきましたが、正直にいって今はチャレンジングな時期です。私はこれまでは、投機はあたらしい層を連れてくる必要なプロセスだといってきましたが、今は行き過ぎていると感じています。
この技術が生まれて15年近く経った今、AIやバイオテクノロジー、ほかにも人の役に立つ技術が進歩しているのに、ブロックチェーン業界では技術革新よりも投機的な側面に目が向けられがちで、「人の役に立っているんだっけ?」「犬とか猫とかカエルとか、こんな事がしたかったんだっけ?」と初めて辛いという気持ちになってしまいました。
コミュニティ主導の遊び心がある文化はクリプトらしいともいえますが、ブロックチェーンの根本的な思想、分散化、透明性、セキュリティなどを忘れてしまうと、何も残らない滑稽な抜け殻になってしまうおそれがあると危機感を覚えています。
Iolite(アイオライト)を読まれている方は、業界関係者も多くいらっしゃると思うのでぜひ、この環境を一緒に変えようといいたいですし、あたらしくこの世界に触れる人は投機だけじゃない、もっと直接的に人に役立つ、革命的なことを起こせるということも知ってほしいです。