「ブロックチェーンゲーム×社会福祉」 2つの業界をつなぐWAVE3の挑戦　WAVE3 近藤貴司インタビュー

──WAVE3社の事業内容について教えて下さい。

近藤貴司（以下、近藤）：Web3.0やAIといった最新技術を、福祉業界に実装するのがWAVE3のミッションです。2024年7月に、障害者の就労支援サポートを目的としたブロックチェーンゲーム活用型の工賃作業システム「RevelApp」の全国展開を開始しました。

──どのような経緯で、「福祉」と「Web3.0」というややかけ離れているイメージがある2つをつなごうという考えに至ったのでしょうか？

近藤：私はWAVE3の創業以前に、Webワーク特化型の就労継続支援B型事業所を運営するWellsTech株式会社を創業してCTOを務めています。一方で、個人的には2017年頃から暗号資産やWeb3.0分野に興味を持っていました。

──どちらも近藤さんがかかわっていた分野なんですね。

近藤：そして、2022年に暗号資産メディア「CoinPost」との合弁会社としてWAVE3を創設しました。というのも、実はCoinPostの創業者である原口勇樹氏とは中学の同級生でして、いろいろと話をしているうちに「福祉×Web3.0の領域で何か一緒にできないか」と盛り上がったのです。