What's Brilliantcrypto Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)は、ユーザーが採掘者となり、鉱山を採掘して宝石やトークンの獲得を目指すブロックチェーンゲーム。2024年6月にリリースされ、“Proof of Gaming”というあらたな概念を取り入れている。独自トークン・BRILは、上場企業子会社による世界初のIEO事例として話題に。
──「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」はリリースからまもなく1年を迎えますが、改めてこれまでの手応えやみえてきた課題などについて教えてください。
馬場功淳(以下、馬場) :当プロジェクトもまもなく1年が経つということで、なんとかここまでやってきたというのが率直な感想です。上場企業の子会社がIEOを行い、暗号資産取引所にトークンを上場させること自体、おそらく世界初の試みでしたし、ユーザー層も普段我々がビジネスを展開しているようなアプリとかゲームなどとはまったく別の方々がいらっしゃいますので、何もかもがあたらしいことだらけでした。
その一例として、ゲームリリースの1年前からDiscordでコミュニティを作り、ユーザーとの関係を醸成していくというのも初めての試みです。
リリースした結果みえてきたのは、思いのほかデジタル宝石にしっかり価値が付くということです。現時点(4月21日時点)ですでに9,000万弱ものデジタル宝石が流通しています。通常のゲームアイテムであれば、この数字はすぐ到達する水準です。それはキャラクターの強さであったり、格好いいアバターであるなどのユーティリティの効果が付いてくるからです。
ただ、デジタル宝石は現時点で身に付けることができるわけでもないですし、ユーティリティの効果はほぼありません。そんなデジタル宝石がC to C ですでにまとまった金額の取引実績を有しているというのは、すごいことだなと感じています。
ではゲームそのものはどうなのかというと、デジタル宝石を掘り終わった鉱山は約35万個にまで増えています。そのひと山がだいたい1つあたり12〜13時間で掘り終わるので、現在の鉱山の数をみてもこの1年で多くの方々が時間をかけてプレイしてくださっていることがわかります。
当然、当社が展開しているほかのアプリゲームなどと比較すると規模はまだ小さいのですが、デジタル宝石を自分で掘り出して、それを自分で保管し、値付けをしたり売ったりして遊ぶゲームというのはこれまで皆無でしたので、それを1年で実現できたのは非常によかったのではないかと思います。