仮想NISHIが解説!暗号資産の相場動向と読み解くポイント 第3回「今後の暗号資産市場を左右する要因」

2025/05/30 10:00 (2026/06/04 14:18 更新)
Iolite 編集部
文:Shogo Kurobe
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仮想NISHIが解説!暗号資産の相場動向と読み解くポイント 第3回「今後の暗号資産市場を左右する要因」

「今後の暗号資産市場を左右する要因」

──ビットコインは依然として軟調な状況が続いています。まずは前号からの相場の振り返りをお願いします。

仮想NISHI:2月から4月にかけてビットコインが価格を落とした要因は大きく2つあります。1つ目は、ビットコイン準備金に対する期待感が大きく落ちたことです。

ビットコインは米国でトランプ大統領が就任し、暗号資産に関連した大統領令を発表した際に付けた価格をピークとして軟調な動きをみせています。一時は、トランプ大統領が選挙で勝利をおさめた2024年11月頃の水準にまで価格を落としました。これは兼ねてより期待されていたビットコイン準備金に関する動向が市場の期待を大きく下回ったからです。ビットコインの追加購入がなければ、州単位でのビットコイン準備金設立に向けた法案もまだ可決されていません。そうした状況で失望売りが重なりました。

2つ目の要因としては、米中における貿易摩擦の加速です。トランプ大統領があらゆる大統領令を発令した後のビットコインの価格推移をみると、株式指数との相関性が高まり、リスク資産としての動きが顕著になっています。つまり、デジタルゴールドとしての役目をはたしていません。

ただ、それでも株式指数と比べて下落率が低いのは、ドル安の影響があるからです。どうしてドル安に傾いているかというと、米国の不振、そして米国に対する不信感が高まっているからです。米国の不振では輸入物価が上がり、さらには関税導入によって輸出量が減少することにより、特に半導体産業が影響を受けています。

半導体に関連した話題では、マイニング機器価格の高騰も取り沙汰されています。そうなると心配なのは、マイナーの損益分岐点が上がり、ビットコインの投げ売りが発生する可能性です。また、もう1つ動向を注視してもらえればと思うのが、Strategy社が保有するビットコインの損益分岐点です。

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