サマリ
1.テクノロジーとAIは「道具」から「思考の拡張」へ進化
PIVOT参画後にテクノロジーへの認識が大きく変化し、AIを日常的に活用するなかで「思考を拡張する存在」と捉えるようになった。AI時代においては、単なるスキルではなく、テクノロジーを前提とした知的好奇心と理解が重要となる。
2.AI時代でも価値を生むのは「自分の言葉」と一次情報
コンテンツ制作においては、AIに代替されない価値として「自分の言葉」と現場で得る一次情報の重要性を強調している。情報があふれる時代だからこそ、個人としての信頼性や独自の視点がメディア価値の源泉になると指摘している。
3.ビットコインと挑戦に共通する「未来への投資」思想
暗号資産ではシンプルで本質的な価値を持つビットコインを選択し、短期的な価格ではなく長期的な成長を重視している。また、起業やキャリアにおいてもリスクを取り挑戦する姿勢を重視し、「挑戦しないことこそが最大のリスク」であるという価値観を示している。

──TBSからPIVOTへ移籍されてから、金融のみならず、AIやブロックチェーンといった先端技術にも触れる機会が激増したかと思います。当初抱いていた「これらへの先入観」は、専門家への取材を通じてどのように変化しましたか?
国山ハセン(以下、ハセン):大きく変わりましたね。TBSという巨大マスメディアにいた頃は、テクノロジーに関する知識や教養は正直ほとんどありませんでした。
よくわからないもの、一時的なブームなのではないか、という印象でみていた部分もあったと思います。ただ、PIVOTに参画してから多くの専門家や有識者に話を聞くなかで、テクノロジーは単なる流行ではなく、未来そのものを形づくるものだと実感するようになりました。
今は、テクノロジーを前提に社会のさまざまな仕組みが変わっていく時代だと感じていますし、個人的にも非常に興味が湧いています。むしろもっと知りたいという知的好奇心は、以前よりずっと大きくなりました。
──現在、番組制作やリサーチの過程でAIをどのように活用されていますか?
ハセン:創業当時はまだAIは活用していませんでした。今から3年ほど前は、ちょうどAIという言葉が広まり始めた頃で、専門家の方に「ChatGPTって何ですか?」と聞くところからスタートしたような状況だったんです。
ただ、最近はほぼ毎日、2時間近く生成AIと対話しています。基本的なリサーチは、ほぼGoogle検索から生成AIに置き換わりました。最近は文章生成にも活用しています。
Xやnoteなどで自分が発信する文章も、まずはAIに書いてもらうところから始めることが多くなりました。実際にそういう使い方を日常的にしています。
業務だけでなくプライベートでも使っていて、今やAIは自分にとって信頼しているパートナーのような存在ですね。アナウンサーという言語を扱う仕事からみても、AIはもはや道具ではなく、思考を拡張してくれる脳の一部だと感じています。