サマリ
1.ウォレット普及が日本のWeb3.0のカギ、万博で基盤整備が進展
万博で100万以上のウォレットを普及させたことで、日本のWeb3.0における“ミッシングピース”であったウォレット基盤を構築した。大規模投資のもと、金融インフラとしての足がかりを築いた。
2.ステーブルコイン×AIで実現するフリクションレスな決済
ステーブルコインはプログラマビリティとコンポーザビリティにより、AIによる自動決済や低コストな金融サービスを可能にする。リテール・ホールセール双方をカバーするあらたな金融基盤として拡大を目指している。
3.Web3.0成功の本質は「ゴール設計」と市場選択、AI時代に金融は再定義へ
Web3.0事業の成否は明確な目的設定に依存し、単なるPoCで終わるかどうかを分ける要因となる。今後はAIエージェントとブロックチェーンが融合し、決済や金融体験が日常に溶け込むあらたな経済圏が形成されていく。
──昨年の万博でのデジタルウォレット展開は見事でした。一連のサービス展開に関する所感をお聞かせください。
吉田世博(以下、吉田):ありがとうございます。このプロジェクトは2023年から動いていました。日本のWeb3.0インフラにおけるミッシングピースが何かを考えた結果、ウォレット普及の遅れが課題だと感じました。
ちょうどその頃に万博に協賛させていただく話があり、「ウォレットをやらせてください」と。社運を賭けたプロジェクトで、10億円以上を持ち出しで投資しましたので、成功というより「ほっとしている」という気持ちです。