ブロックチェーンゲーム(以下・BCG)という言葉が一気に広まった2022年が終わり、2023年はBCG業界にとってあらたな挑戦が始まる年だといわれている。2022年にはBCGが次々とリリースされ話題になったが、同時に多くの課題もあらわになったからだ。
BCGをやる上でゲームギルドは欠かせない最新情報を得ることが攻略の近道
現在、BCGに分類されるゲームの大半は「Play to Earn」の仕組みを備えており、プレイして稼げることこそがBCGの最大にして唯一の魅力となっている。
しかし、Play to Earnには構造的欠陥がある。 ゲーム内で獲得できる独自トークンの価格が収益に直結しているため、トークン価格が上昇している間は「稼げるBCG」として話題になるが、トークン価格の下落とともに一気にその魅力が失われてしまうのだ。
事実、1ヵ月以上トークン価格を維持(あるいは上昇)できたBCGはほぼ存在せず、たいていのBCGはリリースされてもすぐにトークン価格の暴落によってユーザー離れが起きている。BCGはこのサイクルが非常に早いため、長期間にわたって安心してプレイすることができないのが現状である。
このような問題点が広く認識されるようになり、現在のBCG業界は「持続可能なエコシステム」の構築に力を注いでいる。急激なトークン価格向上や、必要以上のトークン配布はBCGの寿命を縮める要因になるため、これらを防ぐための仕組みが求められているのだ。
また、BCGが閉じた経済である限りはプレイヤー同士のお金の奪い合いにしかならないため、外部経済から資金を獲得する方向性を目指すタイトルもあらわれている。
さらにいえば、BCGはゲームとして面白くないものが多いのも現実。2022年、大半の参加者の目的は「稼ぐ」ことだったのでそれでも問題なかったが、今後爆発的に普及させるためには既存のスマホゲームやPCゲームに匹敵するほど人々を夢中にさせるゲーム性が必要になるだろう。
BCG業界ではこのような問題点の改善が、驚くべきスピードで行われている。常に変化し続ける分野だからこそ、最新情報を発信するゲームギルドはプレイヤーにとって欠かせないものとなっているのだ。
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