7月に東京国際フォーラムで開催された国際カンファレンスWebXで「匙を投げるな:Web3.0ゲームはまだ始まったばかり」と題し、4名のパネリストによるセッションが行われた。このなかで示唆的だった話を意訳して紹介しよう。
「(BCGの)顧客が誰なのかを問うのが重要。従来のゲームファンを取り込むのは困難だが、すでにWeb3.0に興味を持っている人々を対象にすれば、あらたな市場を開拓できる可能性はある(ジャスティン・ウォルドロン氏)」。
既存ゲームファンに迎合するのではなく、すでにWeb3.0に関心を持つユーザーからブームを広げていくという考えだ。今後のBCGタイトルは、「Web3.0ユーザーに刺さるか」が重要かもしれない。
1.Champions Arena
スマートフォンアプリで無料プレイ可能なターン制RPG
多くのブロックチェーンゲームを開発・リリースしているGala Gamesの新作タイトルが8月24日にリリース。本作は100体以上の魅力あふれるチャンピオンで編成するチームと、カードの組み合わせによる戦略的な頭脳バトルとなっている。
試合ごとにランダム付与されるカード、マップ属性によるチャンピオン能力値の変化などに臨機応変に対応して勝利を獲得する戦略性と緊張感が魅力。なお、GALAトークンを獲得するためにはNFTを保有する必要があるため、事前にマーケットで購入しよう。
2.Eternal Crypt -Wizardry BC-
RPGの原点『ウィザードリィ』をブロックチェーンゲーム化
1981年に米国で発表されたダンジョン探索型のRPGシリーズ『ウィザードリィ』。同IPはRPGの原点ともいわれており、今もなお世界中にファンを抱えている。
本作は『ウィザードリィ』のIPを活用したブロックチェーンゲーム。プレイヤーは謎に包まれたダンジョン「ダドエルの穴」の深層を目指し、「冒険者」と呼ばれるキャラクターたちを操作して探索を行い、Blood Crystalや宝箱などを獲得するのが目標となる。
3.Chain Colosseum Phoenix
Zaif INOで第1回INOを実施した注目作
Chain Colosseum Phoenixは、GameFi要素が組み込まれたWeb3.0ゲームアプリ。プレイヤーは召喚書から召喚された英雄とともにさまざまなモンスターと戦い、倒すことでゲーム内通貨を獲得できる仕組みになっている。
2022年に、NFTマーケットプレイス「Zaif INO」でINOを実施したことでも話題になった。なお、本作はゲーム専用ブロックチェーンOasysのレイヤー2ブロックチェーンであるMCH verse上にリリースされる。
リリース予定
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