近年のAI技術の急速な進化により、さまざまな分野でAIが導入され、さらにChatGPTの登場で生成AIへの関心が爆発的に高まっている。
Microsoftの検索エンジン「Bing」、Googleの対話型AI「Bard」なども追随、今後は生成AI認知の高まりとともに、競争が激しくなることが予想される。
ChatGPTは万能型のAIツールだが、市場にはそれぞれのタスクを専門とする特化型AIツールが多数ひしめき合っている。
今後も高い成長性が期待されることから、リスク分散には注意をしながらも、ワクワクするような資産運用にチャレンジできると期待される。
※ページ内の表内データは2023/11/10時点のものです
●弁護士ドットコム(6027)+70.03%(6ヵ月)
AIチャット法律相談サービス「弁護士ドットコムチャット法律相談」を公開
Webでの弁護士向け営業支援と一般会員向け法律相談サイトを運営。ChatGPTを活用した「チャット法律相談α版」をいち早くリリース。
電子契約『クラウドサイン』は大企業や官公庁で採用増、下期には、SMBCと利用促進策も実施。8月、法務省がガイドラインを公表し、法律事務にAI活用しやすい環境に。
コンプラチェック業務など新分野に積極参入する方針だ。売上・利益ともに今後も成長が期待される。
▶▶︎注目の理由
2019年頃までの急成長が落ち着いたかにみえたが、AIチャットサービスが再び注目を集め成長軌道に。
●ヘッドウォータース(4011)-16.41%(6ヵ月)
ChatGPTを業務システムに導入するサービスを展開
AIプラットフォーム運用、AIアプリケーション開発などのAI関連事業を展開し、生成AIプラットフォームのサービスも開始。
業務効率化やサービス展開への活用推進の方針を打ち出し、顧客の生成AI活用習熟度にあわせた伴走型支援サービスも開始した。
2023年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の8,500万円に急拡大。AI関連のフライングホース銘柄になるかが期待される。
▶▶︎注目の理由
企業向けAI活用のソリューションを提供。ビジネスモデルの成長性に期待が集まる。
●PKSHA Technology(3993)+36.62(6ヵ月)
企業向けAI業務改善システムを展開、生成AIブームの中で注目度アップ
深層学習などAIアルゴリズム開発から出発。ChatGPTを含む対話自動化機能などを汎用化し、SaaS型で提供している。小売・流通や自動車、銀行などさまざまな業界別のソリューションを提供し、2022年9月には市場区分をグロースからスタンダードへ変更した。
AISaaSは新規顧客数増加して共同開発も順調で営業増益。2024年9月期もAISaaSの成長も続き、今後も高成長が期待される企業だ。
▶▶︎注目の理由
AIアルゴリズムを活用した数々のプロジェクトに関心が集まり、今後の展望に期待できる。
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