Web3.0領域400社以上に投資をするAnimoca Brands(アニモカブランズ)
8,000億円にのぼる企業価値を持つ同社の副社長COOである天羽健介氏は2024年以降のWeb3.0領域はどのような発展を遂げるのか語ってもらった。
Web3.0業界のリーディングカンパニーAnimoca Brands
ーーAnimoca Brands(アニモカブランズ)といえば、Web3.0業界では著名な投資企業として知られていますが、あらためて事業内容を教えてください。
天羽健介(以下、天羽):アニモカは香港に拠点を置くWeb3.0企業で、投資事業においては、さまざまなレイヤーのWeb3.0企業400社以上に投資しています。
また、単体の事業としてもWeb3.0プロダクトを開発しており、直近の企業価値は8千億円にのぼります。簡単にいえば、この数年間にわたってWeb3.0業界のど真ん中にいて、急成長した企業ですね。
そのアニモカが、日本の知財やIPの世界展開を支援する目的で設立した戦略的子会社がAnimoca Brands Japan(社名:Animoca Brands株式会社)です。
現在は、日本のマンガやアニメなどのIPのWeb3活用を支援する事業に加え、アニモカ本社のアセットを活かし、トークノミクス(トークンを中心とする経済圏の設計)の設計やマーケティング支援などを行うアドバイザリー事業も手掛けています。
また、アニモカ本社との連携という点では、注力プロジェクトであるMocaverse(モカバース)の日本市場への展開も進めていきます。
ーーMocaverseというのはどういうプロジェクトですか?
天羽:アニモカが展開するメンバーシップNFTであり、投資する400社以上の企業・プロジェクトや、それらを通じて集まる7億人のユーザーを束ねネットワーク効果を最大化させ、世界最大のカルチャー経済を構築するWeb3.0プラットフォームです。
仕組みとしては、DID(※分散型ID:ブロックチェーン技術を用いるIDの仕組み)を用いて、さまざまなサービスを連携可能にしています。