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「QYSコイン」のIEOを始め、ブロックチェーン事業から撤退したモバイルファクトリー

2024/07/28 17:44 (2025/04/02 15:58 更新)
Iolite 編集部
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「QYSコイン」のIEOを始め、ブロックチェーン事業から撤退したモバイルファクトリー

モバイルファクトリーは2024年3月31日をもってブロックチェーン事業から撤退することを発表

位置情報連動型ゲームの開発を行うほか、ブロックチェーン事業として、NFT販売・生成マーケット「ユニマ」やブロックチェーン関連サービス「駅メモ! Our Rails」のなかでNFT機能などを提供していたITサービス企業のモバイルファクトリーは、2024年3月31日をもってブロックチェーン事業から撤退している。

ユニマがサービス終了後、駅メモ! Our Railsに搭載を計画していたP2E(Play to Earn)機能「シャボンシステム」の開発も中止されている。

事業撤退の理由として、モバイルファクトリー子会社Suishow提供の位置情報SNS「NauNau(ナウナウ)」に関する報道が発端となったとしている。これは「NauNau」において一時的に少なくとも200万人以上のユーザーの位置情報やチャットなどが外部から閲覧可能な状態が生じていたというものだ。

この報道に対してモバイルファクトリーは事実調査を行い、調査範囲において個人情報漏洩の事実は確認されなかったとしたが、現在に至るまでサービス再開には至っていない。

その一方で、モバイルファクトリーは「次世代のエンターテインメント市場を形成すること」を発行目的に昨年10月に国内暗号資産取引所GMOコインにて「QYSコイン」のIEOを進めることを発表している。「QYSコイン」のIEOを目指す上で「NauNau」をふくめた同社グループのサービス利用者数や経済圏を広げていくことが重要であると説明していた。

しかし、NauNauの情報漏洩報道により、モバイルファクトリーは当初計画していた利用者数の増加や経済圏の拡大は難しいと判断。NFT事業を不採算事業と位置付け、同事業から撤退することとなったようだ。また、この経営判断により、GMOコインへもIEO取り下げの申し出を行うとした。

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