いよいよ、グリーからブロックチェーンゲームがリリースされた。それが『クリプトキャッチ!釣り★スタ』だ。
『釣り★スタ』は、グリーが2007年から提供している基本プレイ無料のモバイルゲームで、なんと17年以上も続く長寿タイトル。海や川で魚釣りを楽しむことができ、釣った魚を図鑑にコレクションしたり、ほかのプレイヤーと競い合ったりできるというゲーム性である。シンプルな操作性ながら、現実の釣りをしているかのような奥深いゲームシステムが人気を博している。
そんな『釣り★スタ』のブロックチェーンゲーム版が『クリプトキャッチ!釣り★スタ』である。本作は2024年6月20日にモバイルとPC 向けに全世界配信を開始。開発はグリーグループのREALITY社で、同じくグリーのシンガポール子会社であるBLRDからリリースされている。
本作の始め方は非常に簡単で、まずは公式サイトにアクセス。ログインするためにはSuiウォレット(ブロックチェーン・Sui に対応したウォレット)が必要になるためインストールしよう。PC の場合はブラウザ拡張機能として、スマートフォンの場合は「Sui Wallet Mobileアプリ」をインストールして、Googleアカウント認証などでウォレットを作成すれば準備は完了する。なお、モバイルの場合はSuiWallet Mobileアプリ内蔵ブラウザからプレイ可能だ。
ゲームは非常にシンプルで、竿を装備してボタンをタップすれば魚が釣れる。竿にはパラメータが設定されており、釣りをするほど経験値が溜まっていき、竿が強化されるようになっている。竿のパラメータが高くなればレアな魚を釣りやすくなるので、魚釣りと竿の強化を繰り返しながら、大物をゲットしていこう。
竿を5本以上所持している場合、竿をMint(NFT化)することが可能になる。そして、Suiウォレットに所有している竿NFTは、Sui対応のマーケットプレイスで取引可能だ。ほかの人が育てた竿を購入してプレイしたり、自分が育てた竿をほかの人と取引したりと、NFTならではの楽しみ方ができるようになっている。
ちなみに、ブロックチェーンゲームではブロックチェーンにデータを記録する際にガス代(手数料)が発生する。本作では暗号資産Suiによってガス代を支払うことになっているが、竿のMint 時におけるスマートコントラクト実行といった一部のガス代を運営がサポートしてくれる。基本的にはガス代を意識することなく無料でプレイできるので、まずは公式サイトにアクセスしてみよう。
釣り上げた魚のレアリティなどに応じて経験値がもらえる。なかにはそう簡単に巡り会えないレアな魚も……。
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