香港を拠点にブロックチェーンゲーム開発等を行うAnimoca Brands(アニモカブランズ)の戦略的子会社であるAnimoca Brands株式会社(以下、アニモカブランズジャパン)は10日、先月29日付で谷元樹CEO兼代表取締役が退任し、後任に岩瀬大輔氏が就任したことを発表した。
岩瀬氏はライフネット生命保険株式会社の共同創業者であり元取締役会長を務めていたことで知られる。また、香港の生命保険会社・AIAグループの本社経営会議メンバー兼 Group Chief Digital Officer(最高デジタル責任者)も務めていた。
Web3.0領域では、アニメやマンガ、音楽の魅力を伝えるNFTプラットフォーム「KLKTN(コレクション)」を創業した。なお、KLKTNはアニモカブランズのポートフォリオの1つに含まれている。
岩瀬氏は発表で、「日本企業がWeb3を通じて資産価値を解き放つ可能性は計り知れません。 Animoca Brandsのリーダーシップチームとその400のポートフォリオ企業と緊密に協力し、この素晴らしい機会を実現することを楽しみにしています」とコメントした。
アニモカブランズ共同創業者兼会長であるヤット・シウ(Yat Siu)氏も岩瀬氏について「Web3ネイティブであり、起業家としてではなく企業リーダーとしても実績があります」と述べ、「彼の経験と専門知識は、日本市場での会社の成長と成功を推進する上で非常に重要です」と期待を込めた。
アニモカブランズジャパンはアニモカブランズの戦略的子会社として2021年10月に設立された。日本が有するIP等を活用したWeb3.0領域の取り組みを支援するとしており、設立時には約50の案件を準備中だと説明している。
参考:プレスリリース
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