暗号資産

【NEWS】バイナンス、ロシアユーザーのアカウント制限を撤廃か

2024/08/09 09:12 (2025/02/05 18:11 更新)
Iolite 編集部
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【NEWS】バイナンス、ロシアユーザーのアカウント制限を撤廃か

バイナンス、ロシアユーザーへの制限を解除

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ロシアユーザーへの制限を解除していたことがわかった。

24日、ロシアの暗号資産メディア・ForkLogが報じた。

ロシアがウクライナへ侵攻したことを受け、バイナンスは昨年3月からロシアで発行されたMastercardやVisaからの入金を制限していた。しかし、現在ではロシアルーブル、ユーロ、英ポンドなどの法定通貨を入金できるようになったという。

また、バイナンスは昨年4月に10,000ユーロ(約147万円)を超える暗号資産及び法定通貨を保有するロシアユーザーの入金や暗号資産の送受金を停止した。

これはEU(欧州連合)がロシアに対し行った追加制裁を受けて実施した措置だ。それでも、保有資産10,000ユーロ未満のユーザーは取引を行うことができたとの報告もある。

今回、バイナンスはこの制限に関しても撤廃した模様だ。

バイナンスの担当者はForkLogに対して「制裁規則に従い、EUに登録されているバイナンスの法人は、EEA(欧州経済領域)またはスイスの市民・居住者を除いて、ロシア国民にサービスを提供することを禁じている。クリミア、ウクライナ東部の親ロシア武装組織DPR/LPRの顧客もアクセスすることはできない」と述べたという。

またその際、「国際社会によってブラックリストに掲載されている人物、組織、団体、国にはサービスを提供しない」と付け加えた。

あくまでもバイナンスはロシアユーザー向けに各種サービスの提供を行っていないという立場を示した形だ。

ロシアの暗号資産メディア・BeInCryptoが調査したところによると、同国で決済サービスを展開するQIWIがバイナンスとロシアユーザーの間に入っているという。

そのため、ロシアルーブルの引き出しもQIWIを介して実行されているようだ。

参考:ForkLogBeInCrypto

画像:Shutterstock

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