国内暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyerは8日、ハッシュパレット(HashPalette)が発行するエルフトークン(ELF Token:ELF)のIEOを同社のIEOプラットフォーム「bitFlyer IEO」において実施すると発表した。国内において5例目のIEOとなる。
ハッシュパレットの親会社であるハッシュポート(HashPort)のCEO・吉田世博氏によれば、ゲームトークンのIEOは国内初となるとなる。
今後の予定として、まず9日19時よりIEO申し込み受付を開始する。今月20日に受付を終了し、21日に抽選・決済・付与を行う予定だ。また、22日から3月31日まで期間に取り扱い開始日を決定するという。
エルフトークンの総発行数は10億 ELFで、販売総数は1億ELFとなる。販売価格は12.5円で、申し込み単位は1口=500ELFだ。申し込み上限は1,500口(750,000 ELF)となっている。
エルフトークン(ELF)とは
エルフトークンはハッシュパレットが今月26日にリリース予定のメタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム「THE LAND エルフの森」をプレイする際に利用される暗号資産だ。
ゲームにおいて獲得したアイテムをNFT化し、それをハッシュパレットが提供する NFT マーケットプレイス「PLT Place」などで売買することでエルフトークンを獲得できる。発表によれば、エルフトークンをステーキングすることで、ゲームを有利に進めることが可能だという。
エルフトークンを発行するハッシュパレットは、NFTに特化したブロックチェーン「パレットチェーン」を手がけている。
2021年7月には、パレットチェーンのネイティブトークンであるパレットトークン(PLT)のIEOを暗号資産取引所コインチェックで実施した。このIEOは大きな注目を集め、約9億円の募集に対して約224億円の応募を集めている。今回、bitFlyerを通じて行われるIEOは、同社にとって2度目のIEOとなる。
ハッシュポートの吉田氏は記者会見で、「THE LAND エルフの森」について「アジアを中心に世界中で親しまれるプロダクトになる」と述べた。
また、同ゲームを「マーケティングプラットフォーム」と位置付け、SBTなどを通じてユーザーの消費行動の蓄積を図ると同時に、まだWeb3.0に触れたことのないユーザーの取り込む姿勢をみせた。
さらに、今回IEOを実施する暗号資産取引所としてbitFlyerを選んだ理由については、「業界をリードしてきたbitFlyerと一緒に仕事をしたいという思いがあった。また、bitFlyerとしてもIEOは初めてのことということで、一緒に初めてのテーマに取り組みたいという気持ちがあった」と語った。
参考:発表
画像:発表より引用
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