BLOCKSMITH&Co.は16日、エンジェルラウンド(1st close・継続中)にて、SBIグループ、Headline Asia、J-CAMなどから、SAFE型新株予約権の発行による資金調達を実施したと発表した。
資金調達の背景
BLOCKSMITHはこれまで、親会社であるKLab及び創業者兼社長の真田哲弥氏が100%の資本を所有していたが、今回の資金調達で初めて外部からの資本を受け入れたという。
同社はWeb3.0関連会社として株式上場を目指しており、今回の資金調達は上場に向けた資本構成と財務の強化の一環であると説明している。調達資金はプロダクト開発及び研究開発などに活用する。
BLOCKSMITHは今年1月にThirdverse社(現MintTown)に「キャプテン翼-Rivals」を提供するなど、ブロックチェーン関連の開発運用実績を積み重ねてきた。
また、ブロックチェーンゲームの開発にとどまらず、4月にはAI Laboを設立。9月には「顔認証Web3ウォレット」に関する業務提携を発表するなど、関連技術の開発にも注力する。
一部参画企業
▶︎発表より引用
発表に際し、SBIホールディングスの代表取締役で会長兼社長の北尾吉孝氏は、「BLOCKSMITH&Co.が、QAQAのような誰でも楽しめるゲームやアプリケーションを出していく事で、ブロックチェーンに馴染みがない層を含む多くのユーザーを取り込み、Web3.0の普及に貢献し、次世代のエンターテイメントを創造する会社として羽ばたいてくれる事を期待している」と述べた。
縦型ショート動画クイズアプリ「QAQA(カカ)」
BLOCKSMITHは提供するクイズアプリ「QAQA(カカ)」のα版を6月にリリース。ゲーム特化型ブロックチェーン・Oasysを採用するなど話題となっている。
QAQAはクイズを出題したり、解答者として連続正解してゲーム内通貨「Chip」を貯め、それを暗号資産(仮想通貨)「BLQS」に交換することができるなど、ユーザー投稿型の縦型ショート動画クイズアプリとなっている。
今後、クイズを盛り上げるためのイベント機能や、NFT、暗号資産BLQS、顔認証Web3ウォレットなどを順次追加していくとしている。
参考:発表
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