GameFiプラットフォーム事業を展開するDEA(Digital Entertainment Asset Pte.Ltd)と暗号資産(仮想通貨)による資産運用プラットフォームを提供するFUELHASH、そしてCAICA DIDITALの3社は6日、業務提携を発表した。
今後、3社はあらたなGameFiビジネスの構築に向け、それぞれの得意分野や経営資源を活かし、NFTやGameFiに関連するサービス、IPコンテンツ、共同マーケティング及びゲームギルドビジネス事業で協力体制を整えていく。
現在、「Play to Earn」の拡大と共に成長しているGameFi市場には既存の大手ゲーム企業の参入が見込まれており、2025年には2.4億人のプレイ人口、3兆円の市場規模に成長することが推測されている。
3社はプレスリリースで、GameFiが注目を浴びる理由はそのエンタメ性や基軸通貨として発行されるトークンの価値によるものだけではないと説明する。
ゲームで利用できるNFTを保有するユーザーがプレイヤーに貸し出し、プレイによって得た収益をレベニューシェアするスカラーシップ制度によって、東南アジアなどの新興国では収入を得る手段としてGameFiへの注目度は高まっている。
さらに、DEAは数々の企業との提携により日本国内においても障がい者就労支援や若者の自立支援などの取り組みを推進しており、GameFiは個人がNFTを通じて実現できる新しい社会貢献の形として、SDGsの観点からも注目されていると述べた。
今回提携するFUELHASHは昨年8月よりNFTによる資産運用プラットフォーム「FUELGUILD(フエルギルド)」事業の一環で、DEAが提供するGameFiプラットフォーム「PlayMining」のギルド運営に取り組んでいる。
すでに参加者は現在2,300名を超え、フィリピンやインドネシアを始めとした世界各国から参加するプレイヤーがその収益を生活費や学費に充てているという。
また、CAICA DEGITALは昨年11月からブロックチェーンゲームに特化したNFTローンチパッド「Zaif INO」を運営しており、さまざまなWeb3.0企業との提携や、企画・プロデュース、AI活用を行っている。
今回の業務提携により、将来的にはNFTの購入から運用、運用収益の受け取りまでをシームレスに行うNFT運用サービスの実現を目指す。NFT投資家は手間をかけることなく資産運用を行うことができ、多くのプレイヤーはプレイの機会を得ることになると説明している。
なお、各社の役割は下記の通りだ。
- Zaif INOにてPlayMining NFTを販売
- Zaif INOで販売されたPlayMining NFTをFUELGUILDで運用
- 暗号資産取引所ZaifアカウントへのNFT運用収益の付与
▶︎3社による取り組みの概要
今回の取り組みはNFTを活用したあらたな資産運用モデルとして注目を集める可能性がある。
参考:プレスリリース
画像:プレスリリースより引用