Web3.0領域特化のコンサルティングファームであるDeFimansは22日、ニコチン依存を克服するためのインセンティブを提供するDePINプロジェクト・Puffpaw(パフパウ)とマーケティングパートナーシップを締結したと発表した。
DePINとは、「分散型物理インフラネットワーク」とも称され、ブロックチェーンを用いた分散型の物理インフラネットワーク構築するプロジェクトを指す。従来の中央集権的なインフラ運営とは異なり、ブロックチェーンを用いることで、トークンを活用したエコシステムを形成する。
今回、DeFimansがパートナーシップを締結したPuffpawは、ニコチン依存を克服するために人々を奨励することを目的として、電子たばこをオンチェーン化するベラチェーン(Berachain)初のDePINプロトコルとなる。電子タバコとブロックチェーン技術を組み合わせ、健康的な習慣を促進するシステムを提供するという。
DePINを活用することで、ユーザーの禁煙の進捗を追跡し、報酬を得られる仕組みを取り入れている。具体的には、独自のニコチンフリースマートベイプを活用し、ベイピング行動をゲーム化した上で健康データをブロックチェーン上に保存することで、禁煙の促進をするとともにインセンティブの付与を行う。
Puffpawはレムニスキャップ(Lemniscap)を筆頭として、ボルトキャピタル(Volt Capital)、フォリウスベンチャーズ(Folius Ventures)などの機関投資家と、エンジェル投資家らから600万ドル(約9億2,600万円)のシード資金調達ラウンドを完了している。