DeNAは15日、ブロックチェーンを活用したマルチプレイ早押しクイズゲーム「trivia.tech(トリビアテック)」の提供を開始した。
トリビアテックは、ブロックチェーンを活用した同時接続マルチプレイWeb3.0クイズゲームだ。A~Zまでの26問のクイズに早押しで回答し、その場に接続しているプレイヤーのなかで最も早く正解できた1人だけがアルファベットの文字が描かれたNFTをミントできる。
ゲームは完全無料でプレイ可能だ。プレイヤーは26種類すべてのNFTを集めることでゲームクリアとなる。クイズはアルファベットの頭文字に対応したWeb3.0の概念やプロジェクト、人物に関して出題され、4択から正しい回答を行う。誰かが正解してミントが行われた場合、あるいは制限時間が過ぎた際には、全プレイヤーが次のクイズに進むことになる。
サービスは2月末までの期間限定で展開される。それ以前にクリアしたプレイヤーが100人に達した時点でもサービスは終了となる。
なお、サービスの運用期間は1月15日から2月29日の23時59分まで。ブロックチェーンはイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンであるBase(Mainnet)を活用している。
Baseは米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)が開発しており、昨年8月にメインネットが公開された。Baseでは100万人の開発者と10億人のユーザーを暗号資産市場に呼び込むことを目標としており、すでに100を超えるdAppsが作成されている。
トリビアテックはモバイルWebアプリ(PWA)として展開され、メタマスク(Metamask)やコインベースウォレット(Coinbase Wallet)などのウォレットと接続することでログインが可能となる。
グローバル展開を見据えたサービスも開発へ
DeNAは発表で、サービスの運営期間自体は短いものの、スマートコントラクトが自律的に運営を担っているため、プレイヤーはブロックチェーン上で公開された共通のロジックのもと、公平にクイズをプレイすることが可能だと説明している。
今後、「trivia.tech」でミントしたNFTを活用したゲームや、ユーザーのニーズに応えたサービスの開発を進めていくという。また、Web3.0の普及に向け、ビジネスパートナーと共存・共栄しながらグローバル展開を見据えたサービス開発を行っていくとした。
参考:発表
画像:Shutterstock
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