ディズニーとダッパーラボ(Dapper Labs)は14日、あらたにNFTマーケットプレイス「ディズニーピナクル(Disney Pinnacle)」をローンチしたと発表した。
ノスタルジックな雰囲気と最先端のテクノロジーを融合させ、ディズニーのキャラクターと、ピクサーの人気アイコンをフィーチャーするNFTプラットフォームになるという。また、スターウォーズのキャラクターについても取引可能なデジタルピンとしてユニークなスタイルで表現されている。
ダッパーラボの共同創設者兼CEOのロハム・ガレゴズロウ(Roham Gharegozlou)氏は発表で、「ディズニーピナクルは、過去数年間に私たちが学んだすべてを組み込むためにゼロから設計されたまったくあたらしいサービスだ」と述べた。
ダッパーラボは2017年に人気ブロックチェーンゲーム「クリプトキティ(CryptoKitties)」をリリースしたほか、2020年には「NBATop Shot」を発表し大きな話題を呼んだ。同社はコレクションやゲームなど大規模な消費者アプリケーション向けにブロックチェーン・フロー(Flow)を開発し、徐々に分散化を進めてきた。
ディズニーピナクルについて、ダッパーラボは「世界中のファンが、ディズニーの100年にわたる歴史に登場するキャラクターや、ピクサー、スター・ウォーズのキャラクターをユニークなデジタルピンとしてみつけられ、取引し、チャレンジをクリアし、その情熱を示すことができる初めてのデジタルピンとトレーディング体験を可能にしている」と説明している。
またガレゴズロウ氏は、ディズニーのファンが世界中のどこからでも簡単に交流できること、携帯電話でデジタルピンを収集し、即座かつ安全に取引できることを強調している。
各コレクションはディズニーのテーマパークで販売されているサインピンにインスピレーションを得て独自の旅をするように設計されているとし、コレクターはスマートフォン等を使用してどこからでも自分だけのコレクションを構築できるという。
今回の取り組みは、Google及びNFLとのパートナーシップに続く、もう1つの主要なブランドパートナーシップになるとしている。
ディズニーピナクルは、年内にiOS向けとしてApple App Storeでリリースされる予定だ。その後、Google Play Store、公式Webサイトでも展開される。
昨年にもポリゴンとNFTを開発
ディズニーは昨年、ポリゴンラボ(Polygon Lab)とデジタルコレクティブを開発していることを明らかにしている。具体的な詳細は明らかにしていないものの、「ディズニーの従業員を特別な機会に表彰するための特別なデジタルコレクティブルの概念実証を行なっている」としている。
また、2021年にもNFTデジタルコレクティブルのリリースを発表するなど、ディズニーはNFT領域に注力する姿勢を示している。
参考:発表
画像:発表より引用
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