人気ブロックチェーンゲーム「STEPN(ステップン)」の開発・運営等を手がけるFind Satoshi Lab(FSL)は27日、ブロックチェーンゲーム第2弾となる「Gas Hero(ガスヒーロー)」のテスト版をコミュニティ内でリリースしたことを発表した。
ガスヒーローバッジ保持者、Find Satoshi Labアンバサダー、パートナー及びその他グループ等のコミュニティ、合計3,000人がテスト版の対象となるようだ。
ガスヒーローバッジとは、特定の条件を満たしたSTEPNやNFTマーケットプレイス・MOOAR(モーア)のユーザーに付与されたNFTだ。保有者向けにガスヒーローで使えるヒーローなどのアセットがエアドロップされている。
今回りリースされたテスト版は開発の最終版にあたるとのことだ。また、リリースされたのはあくまでもテスト版であり、コミュニティ内におけるすべてのアセットはポリゴン(Polygon)のテストネットであるPolygon Mumbai上で発行されており、メインネットワークに移行されることはない。そのため、一般公開される正規版において、ユーザーは最初からゲームを始める必要がある。
コミュニティ内におけるテストは、11月24日から12月8日まで実施される。正式に公開される正規版は12月末にポリゴン上で公開される予定だ。資産取引にはSTEPNのネイティブトークン・GMTが使用される。
注目のGas Heroとは
Gas Heroは今年7月に発表されたブロックチェーンゲームだ。
終末世界を舞台としたソーシャルMMO(Massivery Multiplayer Online)ゲームで、舞台は悪者となったAIが人類に核戦争を引き起こした2084年の地球。プレイヤーは自分の基地を建設して、資源や資産を集め、防衛する。
Gas Hero「ガスヒーローNFT」と呼ばれるキャラクターのアバターを収集し、名声、富、権力を競い合う。ガスヒーローNFTはそれぞれ、固有の能力や特徴を持っている。
Find Satoshi LabのCOOであるシティ・マンガニ(Shiti Manghani)氏は発表で、「プレイヤー対プレイヤー(PVP)の環境で、MMOのようなスタイルでプレイする方法は、社会原則に依存しているということ。権力、名声、富を得るなどの特典で、プレイヤーが互いに交流するソーシャルゲームになる」とゲームについて述べた。
Find Satoshi Labによれば、ゲームのユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェイス(UI)はこれまでにないほど洗練されたものになっているという。「暗号資産のUX/UIが現在あまり良くないのは周知の事実です。それを覆します」とマンガニ氏は述べていた。
Gas HeroはFind Satoshi Labにとって、今までにないクリエイティブで没入型のブロックチェーンゲームになり、動作主導のSTEPNとは違い、ゲーム自体の範疇を超え、大きなSFの世界に入ることが可能だとしている。
参考:発表、ホワイトペーパー
画像:Gas Hero公式サイト
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