ブロックチェーンやNFTを活用したサービス等を提供するハッシュポート(HashPort)及び傘下のハッシュパレット(HashPalette)は6日、KDDIとWeb3.0領域における業務提携契約を締結したことを発表した。
両者は今後、Web3.0時代におけるあらたな日常体験の創出とブロックチェーンの社会実装を加速化するべく取り組む。
本業務提携により、KDDIが提供するNFTマーケットプレイス「αU market」と暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」において、ハッシュパレットが提供するブロックチェーンネットワーク「パレットチェーン(Palette Chain)」の対応が同日より開始された。
これにより、αU marketにおけるパレットチェーン上のNFTの提供と、αU walletで同チェーン上のNFTや暗号資産パレットトークン(PLT)の送受金が可能となった。
今年7月、両者はWeb3.0領域での包括的な協業に向け検討すべく、基本合意書を締結。今回、基本合意時の内容を軸として提携に至った。
なお、今回の提携ではαU market及びαU walletでの対応のほか、ハッシュパレットグループが2023年内にリリースを予定している「THE LAND エルフの森」や、その他X to Earnプロダクト等のサービス群に関しても協業する運びとなった。
また、両者によるソウルバウンドトークン(SBT)を始めとしたトークン技術を用いた新規事業、そしてあらたなユーザー体験を創出するWeb3.0コンテンツの共同検討も行う。さらに、今後KDDIがパレットチェーンのコンセンサスノードに参加することも検討されるようだ。
ハッシュポートは2018年よりブロックチェーン領域での事業に取り組んでおり、2021年にはパレットトークンを通じて日本初のIEOを実施するなど、Web3.0領域での影響力は年々大きくなりつつある。
昨年からは三井住友フィナンシャルグループと共にソウルバウンドトークンの実用化に向けた取り組みを強化している。
KDDIは今年3月にメタバース・Web3.0サービスとして「αU」を立ち上げた。αU marketやαU walletなどを提供し、Web3.0領域における動きを加速させている。
参考:発表
画像:発表より引用