株式会社オーバース及びキングレコードは5日、都内で記者会見を開き、「IDOL3.0 PROJECT」におけるオーディションのファイナルステージ進出者114名を発表した。
IDOL3.0 PROJECTでは今年4月よりメンバーの募集を開始。これまでに4次審査が行われ、応募総数約1万人から114名が残った。
▶︎ファイナルステージ進出者
今後、5日から10日にかけてファイナルステージ1st合宿審査が行われ、今月26日、あるいは27日に結果が発表される予定だ。なお、このファイナルステージは複数回にわたって行われる可能性があるという。
現時点でファイナルステージへの進出者の名前はニックネームで表記されており、最年少が12歳、最年長が25歳となっている。
最年長のアヤチャンさんは会見で、「ここに立つことができて本当に嬉しい。精一杯頑張っていきたいです」とコメント。さらに、最年少のバニラさんも「すごく緊張していますが、自分なりに頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
また、オーバースの代表取締役である佐藤義仁氏は会見で、「IDOL3.0 PROJECTを通じて夢や希望、共感等を提供していきたい」と述べた。
佐藤氏によると、メンバーは最終的に9〜11人になる見込みとのことで、10月上旬の決定を目指す。その後、年内のデビューを予定しているとのことだ。
デビュー曲は「眼差しSniper」を予定しており、ダンスのコレオグラファーには振付師のTAKAHIRO氏、ミュージックビデオ監督は映像ディレクターの池田一真氏が担当する。
また、今後のオーディションの模様はドキュメンタリーとして映像化されるという。この映像は映画監督の高橋栄樹氏が手がけることも明らかにされた。
IDOL3.0 PROJECTでは「従来のアイドル像や活動領域、グループ運営にとらわれず、時代の変化やニーズにあわせてアップデートされるアイドルグループ」をビジョンとして掲げている。総合プロデューサーとしてAKB48や乃木坂46等を手がけた秋元康氏が就任したことから注目を集めていた。
一連のプロジェクトではオーバースが発行し国内暗号資産(仮想通貨)取引所coinbook及びDMM BitocoinにてIEOが実施された暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」をユーティリティトークンとして活用する。
ファンはNIDTを通じてアイドル活動の応援と支援を行うことが可能。また、NIDT保有者には限定イベントへの招待やNFTの付与などといった特典が付与される予定だ。
実際、デビューするメンバーはIEOにてNIDTを取得した約5,000名のユーザーによる投票によって決定される予定だという。
同プロジェクトではメタバース等での活動も予定されているが、佐藤氏によれば、まずはファンとのリアルでの交流からスタートする見込みだ。
参考:発表
画像:オーバース