ブロックチェーン・スタートアップのIndieSqueareは23日、自民党web3PT(プロジェクトチーム)座長である平将明衆議院議員の応援団会員証として、SBT(ソウル・バウンド・トークン)配布を実施すると発表した。
本取り組みは株式会社ブロックチェーン戦略政策研究所との協働で行われる。
平議員は現在、自民党の入党手続きにオンライン本人確認のeKYCを導入する実証実験を実施している。党員申し込みを完了することで、平議員のキャラクターである「タイラくん」のSBTを配布する。自分の応援団会員に対してSBTを会員証として発行するのは、国会議員では初の試みだ。
今回配布するSBTは、譲渡できないNFTとなる。配布については、IndieSqueareが提供する誰でも簡単に基本無料でNFTの発行やDAOを生成できるWeb3.0プラットフォーム「HAZAMA BASE」を利用して発行する。
今回配布されたSBTを獲得することで、9月に開催される予定の限定イベントに参加することが可能となる。また、配布するSBTは1,000個限定になっており、先着順で配布される。SBTの発行に必要なガス代は必要なく、ガスレスで発行可能だ。
なお、eKYCによる自民党員申し込みは東京都在住者に限定されている。自民党員申し込み手続きには、審査から党員証発行まで最短1週間、通常2週間の期間を要するという。
平議員はデジタル庁の設置などデジタル改革関連法案を構想段階から法案成立まで尽力しており、現在ではweb3PTのほか、AIPTの座長も兼任する。
今年4月には、税制改正やトークンの審査・発行、またNFTビジネス等について取りまとめた「NFTホワイトペーパー(案)~Web3.0時代を見据えたわが国のNFT戦略~」を発表している。直近の発言では、大阪万博に向け、日本全国民にウォレットを付与しNFTを配布する構想を明かしていた。
IndieSquareは「トークンエコノミーで個人が輝く世の中に!」をミッションとして掲げ、2015年9月に設立されたブロックチェーン・スタートアップだ。
同社が提供するHAZAMA BASEを通じて、昨年5月には自民党の全国青年部長・青年局長合同会議・研修会及び学生部全国研修会で配布することを目的に「岸田トークン」とも称されるNFTが発行されている。
参考:発表
画像:IndieSquare発表より引用