暗号資産(仮想通貨)ライトコイン(LTC)が日本時間3日、半減期を迎えた。これにより、マイニング報酬は12.5LTCから6.25LTCへと半減した。
ライトコインはビットコイン(BTC)と同様、約4年に1度、840,000ブロックごとに半減期を迎える。そのため、今回2,520,000ブロック目で3回目の半減期が訪れた。
なお、1回目は2015年8月25日、2回目は2019年8月5日に半減期を迎えている。次回の半減期はブロック高3,360,000で実施され、2027年に迎える見込みだ。その際のマイニング報酬は6.25LTCから3.125LTCに半減される。
ライトコインは2011年より稼働し、暗号資産の時価総額では記事執筆時点で11位に位置するなど、長い間取引されている暗号資産だ。発行枚数は最大で8,400万LTCで、現時点では約87%にあたる7,350万LTCが発行されている。
記事執筆時点では市場における全面安の影響もあり、前日比約6%安の86ドル(約1万2,400円)で推移している。
一般的に特定の暗号資産では半減期を迎えることで新規発行速度が減少することから、希少性が増し価格が上昇する傾向にある。
ライトコインにおいても、今回こそは微減した形で半減期を迎えたが、1回目の際には価格が約3ドルだったのに対し、2回目の半減期では約90ドルまで価格が上昇している。
なお、注目されるビットコインの半減期は来年3月〜4月頃に予定されている。
ビットコインの半減期は210,000ブロックごとに訪れ、過去に3回迎えている。現在のマイニング報酬量が6.25BTCであることから、次回の半減期では3.125BTCになる。
ビットコインにおいては半減期を迎える度に大幅な価格上昇をみせており、来年においても重要な価格上昇要因になるとして注目を集めている。
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