ソラナ(SOL)チェーンを基盤にした人気NFTマーケットプレイスのマジックエデン(Magic Eden)は12日、ポケモンカードのNFTコレクションを販売すると発表した。
今回のコレクションは「Collector」というソラナ基盤のRWA(現実資産)をトークン化するマーケットプレイスとの提携により取引を可能とした型だ。
現物のカードは25年間の実績を持つPWCC Marketplace LLCという米国のトレーディングカードマーケットプレイスによって保管され、NFTカードといつでも引き換えることが可能だという。
マジックエデンは18日に最初のカードパックドロップを実施する。価格は1パック3SOLで、販売総数は合計100枚。各コレクションにはポケモンジムチャレンジ第1版ホロ・ブレインのリザードンやポケモンExパワーキーパーズゴールドスター・フレアオン・ホロなど、最低1枚のレアカードが含まれる。
カードは非公開の状態で鋳造され、ドロップ2日後(20日)にエアドロップされる。ドロップされるカードは、1997年のコフィング・ポケットモンスターズカードダスPSA10、2021年ポケモンPSA10ポケモンSWSHブラックスタープロモーション・ピカチュウVなど多岐にわたる。
なお、これらの取引はセカンダリーであるため、ポケモンカードの発行企業である株式会社ポケモンやその主要株主である任天堂株式会社は関わっていない。
8月にはポリゴン(MATIC)を基盤とするNFTマーケットプレイス「Courtyard」が販売した300ドルのポケモンカードパックがわずか30秒ほどで完売している。
ポケモンカードは人気のあまり、在庫僅少による入手困難、セカンダリーマーケットでの価格高騰化、高額なカードを狙った詐欺や盗難事件などが後を立たない。今年7月には「黒炎の支配者」の発売に際して、大阪・天王寺で乱闘事件が起きるなど社会問題化している。
ポケモンカードNFTにおいても価格の高騰化が予想されるため注意が必要だ。しかし、ポケモンカードの値段は右肩上がりで値下がりの心配はなさそうである。
参考:発表
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