マツダは5日、同社初となるNFTアートコレクション「Meta-Mazda」をローンチした。ローンチにあたっては博報堂キースリーがサポート。同社は昨年末に開催した「web3グローバルハッカソン2023」の優勝チーム・MAZDA Driver Identityと共同で開発を行っている。
日本発のパブリックブロックチェーン・アスターネットワーク(Astar Network)が展開するカプセルトイキャンペーン「Yoki Origins」を通じて数量限定、期間限定で購入することが可能となっている。
Meta-Mazdaは、日本の自動車メーカーであるマツダが初めて手がけるNFTアート作品だ。マツダがデジタル領域に進出し、NFTを活用していく可能性を示した事例といえる。また、マツダは今後もWeb3.0を始めとする最新技術を取り入れたあらたなデジタル体験の可能性を探っていくという。
今回発表された作品は、マツダによるNFTコレクションの第1弾として、今後、象徴的な作品に位置付けられると説明している。
作品は、マツダのブランドアイコンとなっている「ロードスター」をフィーチャーし、サブカルチャーと日本の美を融合させたものとなっている。
コレクションは全10種類。「マツダ×日本の四季」が4種類、「マツダ×Astar」が1種類、「マツダ×広島」が1種類、「NA/NDロードスタースペシャル」が2種類、加えて「シークレット」が2種類用意されている。
販売期間は2024年4月5日~5月6日を予定している。価格は0.003ETHで、総発行数は22,222個だ。
Yoki Originsとは
Yoki Originsはイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして開発された「Astar zkEVM」のローンチを記念したアスターネットワークによる独自キャンペーンだ。
同キャンペーンでは、40を超えるWeb3.0プロジェクト、クリエイター、大企業が提供するNFTをカプセルトイ形式で配布・販売し、これらのNFTを集めることによってアスターネットワークが提供するオリジナルキャラクター「Yoki」を成長させることができる。
同キャンペーンはSNSアカウントを使用したソーシャルログイン機能やクレジットカードでのNFT決済機能を導入し、暗号資産(仮想通貨)を扱ったことがないユーザーに向けても容易なユーザー体験を提供するとしている。
Astar zkEVMは、イーサリアムのセキュリティを継承しつつ、高速処理・低ガス代を実現し、暗号資産・NFTのクレジットカード決済などの拡張ツールも実装した「誰もが使いやすい」レイヤー2ブロックチェーンを目指している。
ポリゴンラボが提供する「Polygon CDK」を活用した最初のレイヤー2ブロックチェーンで、イーサリアムやポリゴン(MATIC)上の開発コードをそのまま使用することが可能だ。世界最大級のNFTマーケットプレイス「Rarible」や「Dew」、ポリゴン上で最大のDEXでQuickswapなどがAstar zkEVMに対応している。
参考:発表
画像:発表より引用
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