Web3.0ウォレットのメタマスク(MetaMask)の開発元であるコンセンシス(Consensys)は12日、イーサリアム(ETH)のプールステーキングを開始したことを発表した。
これにより、ユーザーは任意の数量のイーサリアムをメタマスクでステーキングし、報酬を得ることが可能になる。従来であれば、最低でも32ETH以上を保有していなければバリデータとしてステーキング報酬を得ることができなかったが、今回サービスによってより低コストでイーサリアムのステーキングに参加できるようになる。
ステーク方法は、まずメタマスクをメタマスク・ポートフォリオに接続する。次に「ステーク」タブに移動し、「メタマスク・プール」を選択。そしてステークしたいイーサリアムの量を入力し、予想される報酬を確認後、ステークを確定する。最後にウォレット内の取引に署名することで完了となる。
一方、ステーキングを解除し、報酬を得る方法は「ステーク」タブで保有資産に移動する。次にメニュー内でステーキング解除を選択し、アンステークするイーサリアムの量を入力する。ステークと同様に。最後にウォレットで取引を確認して署名する。
なお、アンステーキングリクエストが作成され、イーサリアムプロトコルに従って処理されるまでには数日かかる場合がある。利用可能になったら、ポートフォリオのステータスを確認し、次に緑色の「請求準備完了」ボタンをクリック。最後に取引を確認して署名する必要がある。
メタマスクのプールステーキングサービスは段階的に展開されており、12日から利用可能となっている。
コンセンシスのシニアプロダクトマネージャー、マシュー・サン・オリーブ(Matthieu Saint Olive)氏は声明で「プールステーキングにより、メタマスクユーザーは、イーサリアムを完全に管理しながら、エンタープライズグレードのバリデータにイーサリアムをステーキングし、報酬を獲得し、イーサリアムを安全にする簡単な方法を手に入れた」と述べた。
参考:発表
画像:Shutterstock
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