AIフュージョンキャピタルグループは2025年7月15日、暗号資産およびブロックチェーンを中核とするWeb3.0事業の本格展開に向け、持株会社「ミライキャピタルホールディングス株式会社(以下、ミライキャピタルHD)」を新設すると発表した。
同時に、傘下で暗号資産関連事業を展開するミライコイン株式会社は「ミライウェルスマネジメント株式会社」に商号変更し、役員体制も刷新される。今後、ミライキャピタルHDがグループ全体のWeb3.0事業を統括し、事業推進体制を強化していく見込みだ。
本組織再編の背景には、AIフュージョンキャピタルグループによる暗号資産事業への本格参入がある。2025年5月に中期事業計画を公表し、同年6月には保有暗号資産の運用事業を開始するなど、着実に体制を整備してきた。
暗号資産を単に保有するのではなく、市場特性を活用した運用へと舵を切っており、Web3.0領域における攻勢を強めている。
そのなかで今回の持株会社設立は、グループ全体での事業管理体制の強化と、各子会社の役割分担を明確にする狙いがある。
ミライキャピタルHDは、Web3.0関連事業の中核を担う戦略会社として設立され、グループ横断的な経営判断をつかさどる機能を担う。傘下においては、実務遂行能力を持つ企業が専門領域ごとに事業を展開する体制へと移行すると思われる。
組織再編に関する取締役会の決議は2025年7月15日付で実施されており、ミライキャピタルHDの設立は2025年7月下旬を予定している。
これに伴い、ミライコイン株式会社は「ミライウェルスマネジメント株式会社」へと社名変更し、今後はミライキャピタルHDの完全子会社として再出発する予定。
新設されるミライキャピタルHDは、Web3.0領域に精通した人材を役員に迎え入れ、強固な推進体制を構築。
代表取締役社長には、ブロックチェーン事業や暗号資産交換業者ライセンス取得に実績を持つ八角大輔氏が就任。取締役COOには伝統金融とWeb3.0両方の知見を持つ佐々木秀貴氏、取締役CSO・CMOには暗号資産業界で複数の新規事業を手がけてきた武田恭治氏が就く。
参考:AIフュージョンキャピタルグループ株式会社
画像:プレスリリースより