ポリゴンラボ(Polygon Labs)は25日、あらたな暗号資産(仮想通貨)「POL」のアップグレードを行い、イーサリアム・メインネットワーク上で稼働したことを発表した。
これはポリゴンラボが手がけるあたらしい開発計画「Polygon2.0ロードマップ」を推進する一環だ。7月、ポリゴンの創設者と研究開発チームが、10月中に現行のMATICをPOLに置き換えるアップグレードの計画を発表していた。
MATICからPOLへのアップグレードは簡単なアクションで遂行される。アップグレードスマートコントラクトにMATICを送ると、スマートコントラクトにより自動的に同量のPOLを返還するという。
POLはビットコイン(BTC)やイーサリアムに続く「第三世代の暗号資産」と位置付けられており、Polygon2.0を支えることになるネイティブトークン。Polygon2.0の最終的な目的は「インターネットの価値レイヤー」を構築することだ。
具体的には、POLを用いることで、同時にポリゴンエコシステム内の複数チェーンのバリデータを担えることなどをあげている。また「ゼロ知識証明の作成」や「データの可用性の保証」など、POLによりエコシステム内のすべてのチェーンがバリデータに対し、複数の役割及びその報酬を与えられるようになることがPOLの革新的な改善であるという。
なお、まだPOLへの移行は開始したばかりだ。7月の発表ではこのアップグレードには4年など、十分な期間を設けると説明している。
参考:発表
画像:発表より引用