大手ゲーム企業のスクウェア・エニックスは21日、同社初のNFTコレクティブルアートプロジェクト「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」を正式に開始したと発表した。
SYMBIOGENESISは昨年11月にスクエニが発表した新規IPによるプロジェクトで、サービスの正式開始が待たれていた。
同タイトルはDiscordでユーザー同士が情報を交換しあいながら物語を進めたり、隠されたアイテムを探すファンタジーアドベンチャーだ。
ユーザーは物語の舞台となる浮遊大陸に突如襲ってきた「竜」に対抗すべく、ストーリーやヒントを読みながら謎解きを進めていく。
SYMBIOGENESISではNFTコレクティブルアート化された多数のキャラクターが共生する浮遊大陸のなかで、プレイヤー同士の戦略的行動と物語の考察を楽しむコンテンツとなる。
スクエニは、購入したアートのSNSアイコン利用(PFP)や専用コミュニティでの交流のほか、NFTコレクティブルアートをキャラクターに見立てて展開するゲーム性の高さも特徴だと説明している。
なお、SYMBIOGENESISは現時点でGoogle Chromeブラウザ上でのみプレイすることが可能だ。
他ブラウザ対応は未定としている。
また、プレイするには二段階認証済のDiscordアカウントと暗号資産(仮想通貨)ウォレットメタマスク(Metamask)を準備する必要がある。
対応チェーンはイーサリアム(ETH)とポリゴン(MATIC)の2つだ。
対応言語は英語及び日本語となっている。
スクエニはかねてよりブロックチェーンゲームの開発に積極的な姿勢をみせている。
2021年にdouble jump.tokyoとの共同開発で「資産性ミリオンアーサー」のNFTデジタルシールをリリースしたほか、昨年にはゲーム特化型ブロックチェーン・Oasysの初期バリデータとして参加している。
今後もスクエニはブロックチェーンゲームに注力していくことが予想され、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」といった巨大IPを活用することにも期待がかかる。
参考:発表
画像:発表より引用
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